七十二話 ページ26
コラソンがドンキホーテ海賊団に来て1年後
｢コラソンは子供嫌いなのに、Aのことはそんなに嫌ってないよな｣
『……私、これでも14歳よ？』
廊下の奥からAにとって聞き覚えてしまった靴の音がし、目の前にいる人間を避けそちらに走り出してしまう。
Aがバッと顔を出すと同時にズルっと転けてその場に体を叩き着けるコラソンが居た。
『コラさん！？』
[驚いた]
『フフ、ごめんごめん……』
[ドフィが呼んでた]
『本当に？どこ？』
コラソンが指を指した方には外に出る扉が見える、微かだが剣がぶつかり合う音が聞こえた。
何となくだが要件は察したAは、コラソンの様子を見てから一言礼を言いそちらに向かっていった。
『ドフィ！』
｢おぉ、早かったなA
見てみろあそこを｣
ドフラミンゴの言う方には剣を持ったディアマンテと小さな男の子が、ディアマンテの実力を知っているAは驚き目を見開いてすぐにその場に向かおうとするが、ドフラミンゴの糸に捕まり、彼の腕の中に収まってしまった。
｢大丈夫だ、手加減はしてる
一応ファミリーの候補だ、お前も見ておけ｣
『……どこの子？』
｢白い町、と言えばお前には分かるか？｣
『！じゃああの子もしかしたらあの病気になってるかも、みてあげないと！』
｢おっとっと、流石のお前でも治す方法はわかんねーだろう？
悪魔の実の能力でも、怪我は治せても病気は治せない｣
ドフラミンゴに言われた事が正しいので黙り込んでしまうA、コラソンの事もあり色々と医学に手を付け始めたAだが、おそらくあの少年がかかっている"珀鉛病"の治し方は知らないのだ。
『コラさんに見付かったらあの子酷い目に遭っちゃう』
｢それに耐えられなかったらそこまでの奴だったって事だ｣
今までに数々の子供がここに来たが、二日程度で居なくなってしまうとトレーボルから聞いた事があったAは逆に不思議に思った。
『私に正式にファミリーになる前の子見せるの初めてじゃない？』
｢そうだな…だが、アイツの目は人を憎む目だ
ここに入るためにはどんな事でもするぞ｣
『人を、憎む目……』
少年がディアマンテに吹き飛ばされ鉄くずの方へと飛ばされた。それを見ていたベビー5とバッファローはどこかへと走り出していた。
｢アイツが怪我を負ってもまだファミリーに入ったわけじゃねぇ、能力は使うなよ｣
『分かってるよ、ドフィ』
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
