七十話 ページ24
それからロシナンテが、ドンキホーテ海賊団のコラソンに襲名したのもかなりすぐの話だった。
｢おーい！Aどこだ！コラソンがまたドジしちまった！｣
『はーい！』
｢手当て頼むな｣
Aはコラソンの手を引き、近くの部屋へと連れていった。適当に椅子に座らせて悪魔の実の能力を使おうとするがそれをコラソンが止めた。
『大丈夫だって、心配する必要ないよずっと使ってきてるから。ロシ……コラさんは心配症だな』
[俺には使わなくていい]
『じゃあ、私がもっと医療に長ければいいんだよね』
彼女は、持っていた救急箱を開き、コラソンの傷の手当てをする。能力を使うのを断られると何となく察していたので、一緒に持ってきて置いたと言う。
『はい、これでよし
コラさんここでの生活だいぶ慣れたかな？』
[あぁ]
『なら良かった！
コラさんが来てからドフィも何となく嬉しそうで、私も嬉しいの！』
コラソンは思うだろう、何故こんな純粋な少女が兄の元に居るのか、と。まぁ理由はひとつしかない、少女が食べた実がツミツミの実だからその力を利用されている、という事。
そして海軍でも、その実を探しているというのは聞いた事があり、彼女の存在をセンゴクさんに伝えれば……と考えはついただろうがやめた。海軍に引き渡してもまた利用されるだけになる、せめて自分がいる間はここに居てもらおうと心の中で決めていたのだ。
[コラソンが呼びにくいなら、ロシナンテでもいい]
『別に呼びにくいわけじゃないよ？
ただ、ロシナンテって名前で一度覚えちゃったから、それにファミリーの前ではコラさんって呼ばないとなんて言われるかわかんないし』
[何か言われたら俺がドフィに言う]
『ふふふ、頼もしいね』
本当に何かありそうな時に、海軍へと報告すると決めた。
＿＿＿＿＿＿＿
コラソンが、アジト内を歩いていると外で鳥と戯れているAの姿が目に入った。何をしているのかとそちらに向かうが、外に出た時に躓き大きな音を立ててしまう。
Aの手元にいた鳥が逃げてしまったと思ったコラソンは、[スマン]と書いた紙を出すがAの肩や手には鳥がとまったままで、そのままコラソンの体に怪我が無いか見はじめてしまう。
『大丈夫そうだね、もう、コラさんってば気をつけてね』
[何をしてた？]
『鳥が居たから触ってた
コラさんが大きな音立てちゃったから皆どっかに隠れちゃったけど居るよ』
そして再び手元にいた鳥と戯れ始めるA
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
