六十八話 ページ22
裏に入れさせてもらい、数々の依頼品を眺めていると一つ目に入った。
なんの変哲もない鉄パイプだ。
こんなものを武器にするなんて、物好きも居るもんだなと別の武器に視線を移した。
｢出来たぞ、金はいつもの金額でいい｣
『お、早いね〜…ん、しっくりくる
これが金だ』
｢確かに｣
『また来るよ、毎度言ってるがこの武器以外もう考えられないんでね』
｢そう言って貰えてウチも助かるよ｣
店主に一礼してから、とりあえず一旦船に戻ることにした。
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｢あ、これ忘れモンだな……おーい、スマンこれをさっき来てた客の忘れモンだから届けてくれ、おそらく港の方に向かったはずだ｣
｢分かりました。｣
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船に戻ったら何すっかな……
今回も金持たせたからエースは無銭飲食はしないだろうし……やっぱりロシーだな、そっちの方が心配……！
上空から気配を感じ後ろに大きく下がると、そこには見覚えのある男が立っていた。
『ドフラミンゴ…！』
｢よォA、2年ぶりだな元気だったかァ？｣
『えぇ…勿論』
｢新世界に来たってことは、俺の元に帰る決心が着いたのか？
長い家出だったなぁ、楽しかったか？｣
『えぇ、楽しかった……色んな世界を見れたからね！
だけど私の旅はここで終わらな』
後方で物を落とす音が聞こえた、そちらを見れば、先程武器を買った店の店員で落としたものは、私の私物だった。忘れたものを渡しに来てくれたとすぐに分かったが、タイミングが悪い。
私の名前を言ってしまっている為、顔見知りである事が目の前の男にバレた。
ドフラミンゴは、ニヤリと笑みを浮かべ手を動かすのが見える。私の勝手でここの人間を巻き込む訳には行かない…！それに、この男は…！
突如、ドフラミンゴに手をかけられたロシーの姿がフラッシュバックする。
｢！｣
『お願い、やめて…ごめんなさい』
Aはドフラミンゴに抱きつき、それ以上何もしないで欲しいと伝える。ドフラミンゴの手は降ろされ、Aを抱きしめ返した。
｢分かりゃイイんだ
俺はお前に何もしねェよ…大切なファミリーだ｣
『……』
｢帰るぞ、俺達の国に｣
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
