四十八話 ページ1
一海賊狩りが何も断ることも出来ないまま、この時が来てしまった。
エースの処刑日……。
『クザン？私ほんとにここでいいの？』
｢いいんじゃないの〜？それにいい眺めでしょここ｣
『そういう問題じゃなくてね？』
私は海軍三大将が並んで座っている所に居るのだ。
な ぜ か
……理由ははっきり分かっているが……まぁいい。面倒くさそうに青雉の椅子に体重を乗せる。
｢…何そんなに不安そうにしてるの？｣
『え、不安？面倒くさそうの間違いじゃない？』
｢そーかなぁ……｣
不安？当たり前だ、今から戦争が起きようとしているのに、不安にならない奴がどこにいる。エースの事も気がかりだし……
すると、電伝虫による放送か、センゴクの声が聞こえた。
｢諸君らに話しておくことがある、
ポートガス・D・エース、この男が今日ここで死ぬことの大きな意味についてだ｣
！まさか、言うの！？
きっとここは他の島にも映って居るんだろう……そこら中に撮影用の電伝虫がいるのが見える。
｢エース、お前の父親の名を言ってみろ｣
｢…俺のオヤジは白ひげだ｣
｢違う｣
｢違わねぇ！…白ひげだけだ…他にはいねぇ！｣
｢当時我々は目を皿にして必死に探したのだ
…ある島にあの男の子供がいるかもしれない
サイファーポールの僅かな情報とその可能性だけを頼りに…
産まれたての子供、産まれてくる子供…そして母親達をくまなく調べたが見つからない
それもそのはず、お前の出生には母親が命を懸けた、母の意地とも言えるトリックがあったのだ｣
もうやめて、どうして海軍は分からないの？
親は親……子は子……
大海賊時代を創ってしまった、ゴールド・ロジャーは確かに悪かもしれない……でも、エースはそこら辺にいる海軍の人間より…とても優しくて、暖かくて、素敵な人。
それを血筋だのなんだので見てしまったら……
"シュビリアの子は礼儀正しくありなさい、あぁ、でも…もし我々を見下す人間など全て殺してしまいなさい"
"バケモノ！あっちいけ！"
"ごめんなさい、ごめんなさい……どうか、お命だけは……"
『っ……』
｢お前の父親は、海賊王ゴールド・ロジャーだ｣
言ってしまった。
頭が痛む……どうしてこう上手くいかないのかしらね……人生って。嫌な記憶も思い出すし……。
｢だが、我々と時を同じくしてそれに気付いた白ひげは、お前を次の海賊王に育て上げるべく、かつてライバルの息子を自分の船に乗せた｣
……それはきっと違う
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
