九話 ページ10
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「ｯ〜！
...私が、助かろうとしたから
お姉ちゃんの幸せが無くなっちゃったの...？
ごめんなさい...！
...私戻る...！
お姉ちゃんが幸せになるなら我慢できるよ！」
壊理ちゃん...
「...壊理ちゃんはやっぱり優しいね。
でも大丈夫だよ。
もう充分幸せだった。
...次は壊理ちゃんの番だよ。」
「...私の、番...？」
「うん。
私は壊理ちゃんみたいな優しい子に幸せになってほしいの。
だから、壊理ちゃんは幸せになってね。」
「...」
「...もう時間もないし、壊理ちゃんにこれプレゼント。」
「プレゼント？」
「...壊理ちゃんがこれから行くところに
知っている人はほとんどいないと思うの。
だから、これを持ってて。」
「...これ何？」
壊理ちゃんに渡したものは
黄色の宝石がついたネックレスのようなもの。
「これは私が治崎さんにもらったものなんだけど、
私が持ってたら没収されそうだから
壊理ちゃんがこれを私と思って御守りとして持ってて。
...治崎さんを思い起こさせるようなら、
引き出しの中にしまっててもいいから、捨てたりしないで、
...私と、また会えたら返してくれる？」
「...うん。」
「ヒーロー達にこれは何かって聞かれたら、
...大切な人にもらった宝物...御守りだって言っておいて。」
「...分かった。
...なら、私が持ってるから
お姉ちゃんは絶対私の所にまた戻ってきてね。
...約束！」
壊理ちゃんは小指を絡めてきた。
「...うん。約束だね。」
「「ゆーびきりげんまん、
うそついたらはりせんぼんのーます！指切った！」」
「...ﾌﾌｯ
...壊理ちゃんと約束しちゃったから絶対行かないとだね。」
「絶対だよ！」
「...うん。」
「...こっちだ！見つけたぞ！」
...もう見つかっちゃったか。
結構離れた所に着地したつもりだったんだけど...
私は壊理ちゃんのところから離れようとした。
「...お姉ちゃん！
...あの緑の人、殺すの...？」
「...壊理ちゃんは彼奴が死んだら嫌？」
「...もうこれ以上、誰にも死んでほしくない...！」
「...分かった。壊理ちゃんがそう言うのなら、殺さないよ。
...ただ、少し激しい喧嘩になるけどね。」
「...分かった。でも、殺さないでね。」
「...分かってるよ。壊理ちゃんのお願いだもん。」
「...見つけたぞ！治崎！」
相澤先生が個性を使っているから個性を使えない。
「...相澤先生...邪魔するんですか？」
「...お前が緑谷を殺そうとするのならな。」
「...そうですか。」
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桜 - 伊織さん» ありがとうございます！！！更新頑張ります！！！ (2020年5月18日 16時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっっごい好きですうう…これからも楽しみにしてます、更新頑張ってください！！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 70033b6f85 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 腐った鬼さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年5月15日 16時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
腐った鬼(プロフ) - めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2020年5月15日 3時) (レス) id: ddcd1c8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 雪さん» ありがとうございます！！あまり評価が無いので面白くないのかな？と思っていたので凄い嬉しいです！！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tragic hero | 作成日時：2020年4月8日 7時
