二十八話 ページ29
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「......ベースが二人いたら低音を支えつつ、
同時に多彩なメロディーを奏でることができるから
ベース二人で弾けるようになったらいいものになる。
だけど楽器のメロディーが複雑になるから初心者には難しい。
...相当練習しないと初心者には無理だと思うよ。
他の科のストレス発散なんていうお題目で
バンドをするっていう
生半可な気持ちでできるわけない。
...ベースが二人じゃなければ上手くできたはずのものが
逆に下手なものになったら
何のために練習したのかってなるから止めた方がいいよ。」
教室がまたシーンとなった。
...これくらいで静かになるくらいならバンドをするなんて
言わなければいいのに。
「...おいA。
つまりベースが二人の方がいいもんになるってことだろ？」
「...簡単に言えばね。」
「ならやるっきゃねぇだろうが！！
俺はやるなら完膚なきまでやるんだよ！！」
「...あのさぁ。
あんたがその気でも他の奴等が
ガチでやる気じゃなきゃ意味無いから。
どうせ失敗するだけだよ。」
「はぁ？ここにいる奴等全員ガチに決まってんだろうが！！
てめぇらもなんか言えや！！」
「あたりまえじゃねぇか！！
やるならいいもんにしてぇし！！」
「やると決めたら最後までやりとおすのみ。」
「...別に、皆がガチでやる気なら私は文句言わないけど。
...で、どうすんの？ベース二人はきついかもでもやるの？」
「ｯたりめぇだろうが！！」
「...ならいいよ。私は口出ししない。
...耳郎。進めていいよ。」
「あ、うん！...じゃあ、ベースとボーカルは
ウチとAの二人でいい？」
「「「異議な〜し！」」」
「じゃあそれはそれで...
ギター、後二人欲しい！」
「やりてー！！楽器できるとかカッケー！！」
「やる気あんのか！！！」
「あるある。超ある。ギターこそバンドの華だろ！」
その後峰田がキャラデザがどうとか言っていたが
最終的にはギターは常闇と上鳴に決まった。
「全役割決定だ！！」
私はバンド隊に決まり、ひたすら練習の日々。
そして数日立ち、土曜日になった。
なんだかここ数日彼奴がそわそわしていたが、
関係無いだろうと特に関わっていなかった。
その日はひたすら楽器の練習をしていて、
少し喉が乾いたから飲み物を取りに移動していた時だった。
ﾄﾝｯ！
私に抱きついてきた子がいたのだ。
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桜 - 伊織さん» ありがとうございます！！！更新頑張ります！！！ (2020年5月18日 16時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっっごい好きですうう…これからも楽しみにしてます、更新頑張ってください！！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 70033b6f85 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 腐った鬼さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年5月15日 16時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
腐った鬼(プロフ) - めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2020年5月15日 3時) (レス) id: ddcd1c8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 雪さん» ありがとうございます！！あまり評価が無いので面白くないのかな？と思っていたので凄い嬉しいです！！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tragic hero | 作成日時：2020年4月8日 7時
