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かっこいい、イケメン、顔が良いとは生きてきて何度か言われたことがあった。
だが美人だとか綺麗だとか言うのは、この馬鹿しかいなかった気がする。
一人称おれ。 立派な女子中学生。
厨二病か。
最初は関わりたいとも思わなかった。
けどあいつはしつこかった。
「ばくごー！ 会いに来てやったぞ！」
「求めていねぇし顔も見たくねえわクソが」
あいつは笑った。
俺は、こいつには何言っても無駄だと思っていた。
あいつは死ぬほど馬鹿で愚かで考えなしで、その癖いらない事ばかり考えて。
先天的なヒーロー向きの個性や天才的な戦闘センスは俺が認めるほどの実力だったが、それ以外は皆アホだった。
俺は俺でいらない事なんか言わなかった。
そのうち要る事すら言えなくなる奴になり下がるとも知らずに。
「おれはね、ばくごーの事、いっつもいっつも綺麗だと思ってるんだ。 奇跡なんだよお前は。 汚したくないよ、ばくごー」
既に俺は汚れてしまっている。
内部までしっかりと。 それに気づかないあいつは真のバカだ。執筆状態：更新停止中
かっこいい、イケメン、顔が良いとは生きてきて何度か言われたことがあった。だが美人だとか綺麗だとか言うのは、この馬鹿しかいなかった気がする。
一人称おれ。 立派な女子中学生。
厨二病か。
最初は関わりたいとも思わなかった。
けどあいつはしつこかった。
「ばくごー！ 会いに来てやったぞ！」
「求めていねぇし顔も見たくねえわクソが」
あいつは笑った。
俺は、こいつには何言っても無駄だと思っていた。
あいつは死ぬほど馬鹿で愚かで考えなしで、その癖いらない事ばかり考えて。
先天的なヒーロー向きの個性や天才的な戦闘センスは俺が認めるほどの実力だったが、それ以外は皆アホだった。
俺は俺でいらない事なんか言わなかった。
そのうち要る事すら言えなくなる奴になり下がるとも知らずに。
「おれはね、ばくごーの事、いっつもいっつも綺麗だと思ってるんだ。 奇跡なんだよお前は。 汚したくないよ、ばくごー」
既に俺は汚れてしまっている。
内部までしっかりと。 それに気づかないあいつは真のバカだ。執筆状態：更新停止中
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作者名：詠み人知らず | 作成日時：2018年2月20日 23時
