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──Aの家へと向かう道すがら、彼女は既にガクブル状態。赤井に怒られることは、ほぼ確定しているため余計に。
『…………(ｶﾞｸｶﾞｸ』
「猫さん……？」
『……お家に帰るのが、こんなに憂鬱になることはない(ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ』
「なら、このまま僕のとこ」
『もっとない』
震えていたのが嘘かのように、キッパリと切り捨てたA。そんな彼女に不満そうな表情を向ける安室。いつものやり取りであるそれを、見て見ぬふりするコナン。誰かが突っつけば即カオスへと変わることだろう。
『あ、そうだ。いい加減携帯返して下さい』
「……仕方がないですね」
『ちょっと待て？どいつもこいつも、私が我が儘言ってるみたいに言うなよ……(ｼﾞﾄ』
聞こえているだろうAの言葉を聞いてないふりをしつつ、安室はどこかから取り出した彼女の携帯を笑顔で差し出す。そんな安室に苛立ちを覚えた彼女は睨み付ける……が、慣れというのは素晴らしい。全く通じていないようだ。
それを感じ取ったAは、大きなため息を一つ溢して携帯を受け取った。その場に屈みながら携帯を弄る。落とされていた電源を入れ、画面が起動すれば
『ひょっ！？』
「うわぁ……通知数えげつな……」
「ストーカーじゃあるまいし……迷惑な」
『貴方が言えることではないでしょう……(ｼﾞﾄ』
Aの奇声を聞いて、横から携帯を覗き見たコナンと、上から覗き見た安室。携帯に表示された通知数は587通。単純計算すると、１日当たり約200通ずつ来ているということだ。以前安室は、２時間の間に50通送ったことがある。どちらかと言えば、安室の方が異常だろう。
Aの携帯から安室が送った≪しばらく帰りません≫というメッセージの返信から、赤井の通知数の上昇が始まる。
赤井さっきのメールはどういうことだ?
赤井A。説明しろ
赤井何故、携帯を切ってるんだ?
赤井おい。何処にいる?
赤井連絡しろ
と、似たようなメッセージが続いているのだ。それを見たAは首を傾げた。それもそのはず。赤井は彼女の居場所を把握しているはずなのだから。
「あ〜……猫さん、先に謝っておくね。ごめん……」
『え？何？何かしたの？騙す以外にも、まだ何かやりやがったの？』
「……えへ♪」
『何しやがったー！？』
片手を頭に置いて、子供特有の可愛らしい笑顔を向けたコナンに、Aの絶叫が当たりに響く。
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雪丗(プロフ) - 恵未さん» 数ある作品の中から一番に選んで頂き、ありがとうございます！(≧▽≦)「楽しんでます！」というお言葉を拝見すると、頑張らないと！とヤル気が漲ります！p(^^)q更新ペースは遅いですが、着実に進めていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしますm(__)m (2020年3月12日 23時) (
レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
恵未(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいています。私この小説コナンの夢小説で一番好きなんです！これからも楽しみにしてます！ (2020年3月12日 20時) (レス) id: d0f8b56ca8 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 架印�靴気�» 度々教えて頂き、ありがとうございました(^^) (2020年3月6日 11時) (レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 架印�靴気�» あら？造語だったんですね…(^^; 作者が無知なだけなので、架印�畦佑�気になさることではありませんよ(^^)揚げ足をとる会話しりとりで“しりあげあしとり”。考えられてますねー！こういうのを知ると、原作者様はやはり凄いなー！と痛感致します。 (2020年3月6日 11時) (レス) id: 61bafc2705 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤解させてしまったようでスミマセン。 (2020年3月5日 21時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2019年11月4日 0時
