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「待てっつーの！さっきから何言ってんだ！」
『だいじょぶだいじょぶ。熊に追い掛けさせたりなんかしないから』
「んなこと聞いてねぇ！つーか、その能面顔を止めろ!!」
Aは梅原たちを恐がらせたということに気付いてから、表情を笑顔で固定させていた。彼女なりの気遣いだったのだが、意味のわからない言動と作り笑いに腹を立てている梅原。けれど笑顔を固定させたままの彼女は『ほら。恐いのと一緒は気が休まらないでしょ？だから私はあっちに行く』と、山の奥へと指を差した。
「いやもう、ほんと待て。……はぁ。……待て待て待て待てっ!!」
一度止まったAだったが、梅原がため息を吐いたのを聞いて体を反転。山へと向かおうとしたが、彼女の腕だけでなく肩をも掴んで梅原は力ずくで止める。
「なんで、どっか行こうとすんだよ……」
呆れた物言いの梅原に振り向いたAだが、へらりと作った笑顔を崩さない。そんな彼女を見た梅原は眉間の皺を深くしながら、向かい合うようにAの体を反転させる。両肩に手を起き、真っ直ぐに彼女の目を見た。そして
「いいか、良く聞け。俺はお前が変なやつだと思ってる。初めて会ったときから今現在もな」
『酷い言いようだなー』
「それに怖ぇやつとも思ってる」
梅原の怖いやつという言葉を聞いたAは表情を曇らせた。ほんの一瞬だけだったが、それを見逃す梅原ではない。
「でもな。それ以上にスゲーやつだとも思ってる。高二の癖にハッカーなんかやって、どこにも誰にもバレてねぇし。小せぇくせにとんでもなく強ぇし。瞬時の判断能力とか、先の展開を読む能力つーのか？とかもある。かと思えば、たまにとんでもなくバカやアホになるし」
Aを絶賛していると思えば、何故か最後の方は貶しているような言い様になる梅原に、彼女の内心はとてつもなく複雑だ。
「……はっきり言や、さっきのお前は今までで一番恐ろしかった。速攻逃げ出してぇと思うくれぇには」
『っ……』
息を飲んだAに気付きつつも、梅原は言葉を続ける。
「だが今は、飼い主に怒られて内心しょげてっけど平気なフリしてる猫みてぇに見える」
『……は？』
「だからこいつらみてぇ見えるつってんだ」
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雪丗(プロフ) - kangarooさん» そうです(^^)その理解で大丈夫です！ (6月1日 0時) (
レス) id: 3aa07c1458 (このIDを非表示/違反報告)
kangaroo(プロフ) - 雪丗さん» お返事ありがとうございます！！夢主ちゃんが目をつけた黒いバイクはSegreto用に梅ちゃんが乗っている、という理解で大丈夫でしょうか .. ？何度もスミマセン（汗） (5月31日 21時) (レス) @page44 id: a52eba175e (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - kangarooさん» ご質問頂いた梅ちゃんのバイクの件ですが、崖から落ちて爆発したことで廃車→片山(モブ)さんの厚意で新車をゲットしました！サイドカーに関しては、神谷が後払いにて購入→ミケブチに奪取される。という流れになります。また不明点等ありましたら御連絡ください(^^) (5月31日 17時) (レス) id: 3aa07c1458 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - kangarooさん» お返事が遅くなり申し訳ありません。今作品をお読み頂きありがとうございます。梅ちゃんファンが増えて口角が緩んでます。によによです(笑) (5月31日 17時) (レス) id: 3aa07c1458 (このIDを非表示/違反報告)
kangaroo(プロフ) - 嬉しいです！ちなみに私も梅ちゃん大好きです。数少ないツッコミ役ですね。お疲れさまです、合掌。 (5月22日 21時) (レス) id: a52eba175e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2019年8月22日 12時
