二言 ページ11
swap nightmare「なっ…！！」
視界に映る緑と黄色。
そして僕らの周りを覆うほどの大きな＿＿翼？
そいつの目を見ると体の体温が一気に下がった気がした。
奴はnightmareの肩に触れ、同じ様に僕の肩に触れようとしている。
swap dream「隣の人間は友人か？」
『っひ……、』
swap dream「……はは、怯えてるのか？」
無意識に怯えていた。
逃げたいのに、逃げれる自信が無い。
絶対に捕まって死ぬ、確実に。
大きな恐怖に飲み込まれ強く目を瞑った。
……その時、その場に轟音が鳴り響いた。
驚いて目を開けると、水色の剣でdreamの手を切り落とすnightmareが目の前にいた。
dreamは少し距離を取りすぐに切り捨てられた所を治癒している。
nightmare「怪我は……！」
『へっ、あ、ありませんっ！』
nightmare「……良かった、ここは危険です、とにかく今は…走って下さい。」
『そんな事…！！』
言い切る前に戦闘は始まってしまった。
これは、できるだけ飛び火を喰らわない様にしないと死ぬ確率が高まるだけだな。
……今僕にできる事、考える限り一つだけ。
『……二言はない、なんて言わない。どうする？』
〔はぁ、……随分と急かすのが好きなんだね。〕
『僕が死ぬのも時間の問題だよ、ほら早く。』
〔……後ろで骨達が戦ってるって言うのに、冷静だなぁ。〕
そう頭の中で話している時、目の前にダガーが向かってきている事に気がついた。
ここからじゃ避けることは出来ない。
このダガーはきっと、…dreamのだろ。
…jadeもnightmareも焦った様な顔で僕の名前を呼ぶ。
僕の事を心配してくれてるのは嬉しいけど、この機会を上手く利用させてもらおう。
『あー、……これでお別れだね、jade。』
〔待っ……！！〕
嗚呼、やっと地獄から抜け出せるんだね！！
普通にシンプル嬉しい。
swap nightmare「ラピスさんッ！！」
swap dream「…おっと。」
名前を呼ばれるのと同時に視界が暗転した。
長い夢だったな、現実だけど。
なにか鋭い音が聞こえたけどきっとそれは気のせいだろう。
あーまだやってたゲーム完結してないのになぁ、こう考えると未練って結構残るもんなんだな。
〔……………本当に君ってやつは、手に負えないくらい無茶な事をするんだから。〕
〔一体いつからそんな自己犠牲主義になったの？〕
視界は暗いのに、何故がjadeの呆れながらも少し悲しみに包まれた顔が見えた気がした。
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Smile(プロフ) - これ前作から見ていて,,,もうほんと続きが読みたくて読みたくて夜も眠れませんよ,,,応援していますので無理せず頑張ってくださいね! (12月4日 21時) (
レス) id: b9794ea8a9 (このIDを非表示/違反報告)
藍内/Ainai(プロフ) - 前作の時からヒッソリと見ていました。今回の続編も夢主さんの変化が大きくてとても続きが楽しみです。 (11月25日 17時) (レス) @page12 id: 53905ab127 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん。 | 作成日時：2024年9月29日 1時
