大丈夫。VI 第３章

224：す れ 違 い ページ43

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maa様リクエスト





#0129 #15週





最近、とっても有難いことにたくさんお仕事を頂いてる。

亮ちゃんがお仕事を少しだけセーブしている分もあるけど、個人での仕事も多くて。

舞台の稽古に、今やってるドラマの番宣で出演させていただくバラエティ。

そして2月に関ジュちゃんたちがやるライブのプロデュース。



また横山くんと一緒にやらせてもらえることになって、最近は大阪に帰ることが多くなった。

帰るって言っても東京でのお仕事もあるから、実家やなくてホテルに泊まってるんやけどな。



そのおかげで、子供たちとの時間はすごい減って。

亮ちゃんとの時間ももちろん減った。

俺は亮ちゃんみたいに仕事も家のことも綺麗に分けられる人じゃないから、家に帰れば亮ちゃんに当たることもしばしば。

悪いって分かってるんやけど、仕事でたくさん気を使うからその分亮ちゃんへの当たりが強くなってもうて。



それでも、どうすることも出来ずに目の前の仕事をこなすことに必死で、俺は亮ちゃんの気持ちなんて全然考えられてなかった。





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亮「え？また大阪行くん？」



大「おん。明日の朝から行く。だから荷物、ある程度出しといて。」



亮「……………後輩のプロデュースもええけど、子供たちのこともかまってあげてよ………仕事なんは分かるけど、もう少しだけ家族優先でもええんちゃうの？」



大「……そんなん、仕事やから仕方ないやん」



亮「仕事仕事って……仕事をしないでなんて言ってない。ただもう少し家族優先になってもええやん………半年後にはもう1人生まれるんやし」



大「…はぁぁ……」



亮「……何そのため息…？こっちだって家事やって子供たちの面倒見て疲れてるんやで？疲れたるのはたぁだけやないし、そんなあからさまにため息つかんくてもええやろ？」



大「…俺は、亮ちゃんと子供たちの為に働いてるのになんで分からない？なんで亮ちゃんは俺の事を理解しようとしてくれないん？…………こんなんじゃ、仕事してる時より家にいる方が疲れるわ…」





そんなこと言われて、頭に来て、思わず家を飛び出した。



まだ1月。

外はめちゃくちゃ寒いし、体は冷えるし、とりあえず1番近い章ちゃん家に。

いる？ってメールしたらおるよ〜って返ってきたから、章ちゃんのマンションに向かって。



寒いし、雪は降りそうやし、泣きそうやし。

もう鼻の奥がツンツンしまくりや。。。





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