→ ページ6
『うっ、うっ………ごめんなさい……どうしても抑えられなくて……悪いのはこの体なんです！体が勝手に動き出して！！脳はちゃんとしてるのに！！』
「人の体は脳から信号が出されるからそんな事はあり得ないね」
結局私は鹿野院さんに捕まって事情聴取もどきを受けていた
『鹿野院さんも目の前にすごい美形がいたら撮りたくなっちゃいますよね？』
「平蔵で良いよ、それで？もう僕は帰っていいかな？」
『最後に……ツーショ撮らせて下さい………』
鹿野…………平蔵さんは「ん〜…」と悩んだ末「やっぱりモラかな」とにこにこの笑顔で笑いかけてきた
『やっぱり貢ぐしかないか〜……しょうがない……平蔵さん……アンタはいくらで買える？』
「僕は高くつくよ〜？……………あはは！なんて冗談さ！君のその性格気に入ったよ！いいよ、僕と写真撮ろうか」
『一万モラ位で大丈夫ですか？』
「話聞いてたかい？」
私がいくら貢ごうかと考えていた時にはもう既にお金は必要じゃなくなっていた
『ワーイ！ファンサたすかるー！！』
「……………はい撮るよー」
ぐっと平蔵さんとの距離が近くなり、少しどきどきしてしまう
だって右向いたらキス出来るくらい近いんだもん
パシャ
『…………？？？』
シャッター音が鳴ったのと同時に右頬に何か柔らかい感触
ギギギ……と壊れかけた遺跡守衛みたいな音を出しながら平蔵さんの方を向くとしてやったり顔でこちらを見ていた
私は急いで撮った写真を確認するとバッチリ平蔵さんが私の右頬にキスをしている写真が撮れていた
『こ、これをタルタリヤさんに見られたら!!!!!』
私は多分やられる
震える手で写真を持ってる私を不思議に思ったのか平蔵さんが「大丈夫かい？」と聞いてきた
大丈夫な訳あるかこちとら命かかってんだぞ
あ、それは平蔵さんも同じか
『平蔵さん………あの、死にたくなかったらこの写真、平蔵さんがきちんと保管しておいてくれませんか？』
「僕今脅されてる？」
平蔵さんに軽くタルタリヤについて説明したら哀れんだ目で見られた
だけど平蔵さんもわかってくれたみたいで写真は保管してくれると言ってくれた
「じゃあ、稲妻に来た時は僕の所においでよ？そうしないとこの写真、君の大好きなトーマくんに渡しちゃうからね〜！」
最後に脅し言葉を落として平蔵さんは去って行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 924人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原神」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なす - まじで一生見てたいこの小説www (8月23日 19時) (
レス) id: f137f47347 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - こんばんは、！！最近原神初めて夢小でやっぱり魈様とタルタルと鍾離様と散兵様は最強ってことがわかりました。フレ申大丈夫ですかね (2023年3月10日 22時) (レス) @page26 id: 61d5fbfc46 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - おさけさんに鍾離先生が当たることを祈っています… (2022年8月24日 6時) (レス) @page50 id: 9f18fae925 (このIDを非表示/違反報告)
三尺三寸仙人 - 高身長組やべぇ(特にタル)って思ってたらトーマが優しかったw (2022年8月22日 0時) (レス) id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
リーラ@9616(プロフ) - 今回も最高や…個人的にディルックの旦那もこの戦争に入ってきて欲しい感はあるけど来たら堕ちるもんなぁ(数名)タルタリさんの激重感情になぜ平静をたもっていられるんやぁ…(いいぞもっとやれ！！) (2022年8月22日 0時) (レス) id: 6934a0f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おさけ | 作成日時：2022年7月18日 23時
