Bouquet. 2 ( ar×in shortstory )

ライラック ページ10

.

※有岡→ホスト(No.1なので経験値高め、最低限のアフターや枕はするタイプ)(だけどそこまでクズっぽくなく書けたつもり)

※伊野尾→女装男子(見た目は地雷系、中身は割と純粋)
(ビジュアルはいたじゃんの地雷系女装を想像して頂ければ)

※裏あり

※モブ→『』


ar side .



｢いのちゃん！来てくれたんだ、ありがとう｣

｢ダイキ…！うん、会いたかったから…｣

｢ふふっ、俺もだよ｣


真っ黒のロング髪を2つに結って、メイクも服もバチバチの地雷系。背は俺よりも高くて、服の裾から見える肌は真っ白。

そんなこの子は、俺のお客様の"いのちゃん"。

初回で送り指名されて、次来た時には俺を担当にしてくれた。
今ではお客様の中でも1番お金を使ってくれる、俺のエースだ。


見た目は地雷系だけど、未だにアフター行ってもご飯食べて話すだけで、情緒不安定になって泣き喚いたりもしない子だから、正直とても有難い。

No.1ホストの俺のエースということもあり、いつも頑張ってくれている。だから俺もそれ相応の対応をする。顔は可愛いし、いい子だし、悪い気はしない。


…ただ、いのちゃんは、他の子とは違う。



『…なあ、あの子、ダイキのエース。
"オトコの娘"っていうの？にしても美人だよな〜
女の子だったらよかったのに』

『俺男でもいけるわ、あの顔なら』

『うっわお前そっちもいけんの？初耳なんだけど』

『ま、途中で萎えるかもしんないけど』

『俺よりサイテーじゃん』

『お、噂をすれば…ダイキ！実際どーなの、あの子。
…もしかしてもう抱いた？』


｢…ばーか。誰だと思ってんの｣


裏でコソコソ下世話な話をするやつらに話しかけられてそう一蹴りすると、たちまち起こる拍手と喝采。


『お〜』
『さっすがナンバーワン様っ！』


…なんて言いつつ
実際は……



.

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す