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ar side .
｢では、今日の会議はこれで終わります。
質問ある人いる？｣
｢ないでーす！｣
｢ふふ、大ちゃんいい返事だね。
では…お疲れ様でした！｣
｢｢｢お疲れ様でした｣｣｣
週に1度の生徒会での会議が終わり、帰る人や部活に行く人はそれぞれ。俺はいつも当たり前のように残る。
理由はひとつ、伊野尾センパイと2人っきりになれるから。
｢伊野尾センパイ、やっぱり1つ質問いいですか？｣
｢どうしたの？｣
｢センパイは…彼女とか、いるんですか？｣
少しの沈黙の後、伊野尾センパイは笑って答えた。
｢いないよ〜、生徒会も勉強も忙しいし｣
｢で、ですよね〜3年生は大変ですよね｣
気付かれないように、ほっと肩を撫で下ろした。
｢…でもたまには、肩の力抜きたい時だってあるんだけど…｣
急にそんな悲しい顔をするから、何も言えなくなった。
｢…それよりさ！
大ちゃん、予算の件でバスケ部と揉めたんだって？｣
｢あー…大丈夫ですよ！もう少しで納得してくれると思うので｣
｢…あんまり、無理しちゃだめだよ。そんな時は俺を頼ってよ。ね…？｣
優しくて、頼りになるセンパイ。
…でも、俺が相談なんてしたら、センパイの方が無理しちゃうでしょ？
センパイは努力家で、仕事だって俺より遥かに多くて、いつも頑張ってるんだから…俺がその負担を減らしてあげたい。
…高木先輩のように、上手くはできないけれど…
｢…センパイ、俺にできることありませんか？｣
｢え？｣
｢難しいことはできないけど…交渉だったり…あ、俺肩もみとか得意なんです！それ以外でも…伊野尾センパイのためなら、何でもします！｣
｢…ふふっ、肩もみって…大ちゃんてほんと面白いよね｣
口元に手をあてて小さく笑うセンパイが可愛くて、思わず頬が緩む。その笑顔が何よりも好きだ。
｢…大ちゃんて、気配り上手だよねぇ。
明るいし、場を和ませてくれるし…優しいし｣
…そんなの、伊野尾センパイの方が何倍も…
｢大ちゃんが生徒会に入ってくれて、本当によかった｣
ありがとねって、俺の頭をポンポンと撫でてくるセンパイ。
その優しい微笑みに、胸が苦しくなる。
…やめてよ、そんな顔されたら…
｢…勘違いするでしょ…｣
｢ん？｣
｢…なんでもないですっ｣
伊野尾センパイの支えに、少しでもなれているのなら…それだけで、今は充分だった。
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ランチ(プロフ) - 連投すみません。先程【ホテイアオイ】拝見したのですが、すごく良かったです。裏が好きという言い方はどうかと思うのですが、弟の兄への想いがすごく伝わる裏表現でした。アンケートの件も拝見しました。もし続編が見れるなら【アングレカム】【モモ】希望します。 (2020年4月30日 0時) (
レス) id: a8df699084 (このIDを非表示/違反報告)
ランチ(プロフ) - 究極の選択ですが、【アングレカム】が一番好きです。伊野尾くんの《泣きながら想いを伝える》これ一番好きなんです。むにこめ様のその表現力が大好きすぎて。プラス幼なじみ。素晴らしすぎます。でも、どんなお話でもいつも私の大好きな作品です。頑張ってください！ (2020年4月30日 0時) (レス) id: a8df699084 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - むにこめさん、初めまして！迷いましたが私は「モモ」のお話が1番キュンキュンしました！ (2020年4月25日 3時) (レス) id: c674a2ac23 (このIDを非表示/違反報告)
みつこ(プロフ) - 書き込み失礼します。ゴデチアが好きですー！どのお話も好きですが。ありいのに目覚めてしまう〜。 (2020年4月24日 17時) (レス) id: a8b7209441 (このIDを非表示/違反報告)
むーも(プロフ) - どの作品も本当に素晴らしくて、何度も見返しているのですが、やっばり私は社会人パロのありいのが好きです！ちょっと、弱くてかわいい伊野尾くんとS岡、オス岡前回のとこがたまらなかったです。私の好きなありいのが詰み合わさってました！！！ (2020年4月23日 23時) (レス) id: 81797863cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むにこめ | 作成日時：2020年3月20日 19時
