検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:212,017 hit

ド修羅場 ページ9

「鬼を連れた馬鹿隊員っていうのは其奴かい?
一体全体どういうつもりだァ?」



隅に置かれていた木箱を片手で持ち上げ
人の悪い笑みを浮かべながらゆっくりと庭へ入っていった

風柱、不死川実弥様


笑えない状況になってしまった
いくら警告をしても隠の話などこの人は耳を傾けない

兄妹諸共一瞬で消されるぞ...



よりにもよってなんでこの人が最後に来るんだよッ




「不死川さん...勝手な事をしないでください」




胡蝶様も同じように警告をするが
そんな優しい言い方ではこの人は止まらない




「鬼が何だって坊主?...鬼殺隊として人を守る為に戦える?
そんな事はなァ...あり得ねぇんだよ馬鹿がァ!!」




不死川様の日輪刀が木箱を貫いた
赤い鮮血が宙を舞い木箱の中から苦しそうな唸り声が響く

それにいち早く反応したのは縄で縛られた少年だった
制止させようとする後藤さんを振り切って不死川様の前に立ちふさがる




「俺の妹を傷つける奴は柱だろうが何だろうが許さないッ!!」




「ハハハハハっ!そうか良かったなァ!」




いやいや何が良かったのさ!

怒り狂う少年を嘲笑うように挑発した不死川様は
獣の如く襲いかかる少年に容赦なく刀を振るう


ただの癸の隊士が柱であるあの人に勝てる筈がない...



誰もがそう思ったであろうその時
緊迫した状況の中、水柱様の声が凛と響いた




「やめろ!もうすぐお館様がいらっしゃるぞ!」



「...!!」



その声に反応したのは不死川様の方だった
カッと開かれたその瞳は一体何を思ったのか...


その一瞬の隙をついて
少年は不死川様に頭突きをかました




「ブフッ......すみません」




『っ...もご!?』



「阿保か!声を出すんじゃねぇ!」



吹き出しそうになった瞬間すぐさま口を塞がれる

小声で怒る後藤さんの声を聞き流し
少年達の方に視線を向けると



不死川様は地面に蹲っており
頭突きの衝撃でピクピクと痙攣していた


あ、やばい思い出し笑いしそう...

お館様→←そこらの鬼より柱の方がぶっちぎりで怖い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
193人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Rio(プロフ) - 涙さん» 実際に読み直してみたのですが確かに違和感がありました!態々コメントしてくださりありがとうございます!問題のその場面は修正させて頂きます。貴重な御意見を寄せて下さり有り難うございました! (2019年10月26日 20時) (レス) id: 77029a2e18 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 焼け石に水少し意味が違う気がします (2019年10月26日 19時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - りゅうさん» 返信が遅くなり申し訳ありませんでした!暖かいコメントを頂き作者は幸せ者です!もうすぐ続編の製作が完了致しますのでどうぞお楽しみに! (2019年10月10日 16時) (レス) id: afbca9230e (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - 初めまして!この度小説を拝見させて頂きました!隠しのお話は数が少ないので見かけた際は本当に嬉しかったです!中でも私は後藤さん推しなので本当に嬉しいです(涙)もっと後藤さんとの絡みが読みたいです!これからも楽しみにしています! (2019年10月9日 17時) (レス) id: 4289bd19b6 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - こころがモフモフするんじゃぁ〜さん» 嬉しいコメントありがとうございます!これからも頑張っていきますので乞うご期待ください! (2019年9月29日 20時) (レス) id: afbca9230e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Rio | 作成日時:2019年8月26日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。