隠の桐島さん【鬼滅の刃】

世にも恐ろしい柱合会議 ページ7

来てしまった...遂に



控えめに言って帰りたい



今すぐにっ！！





『後藤さん』




「駄目だ」




まだ何も言ってないんですけど
ていうかこのやり取りどっかで見たな...


庭の隅っこでこうべを垂れ
ぶつくさと密かに会話を交わす私達は側から見れば不審者だね！



なーんてクソみたいな状況に放り込まれ
更に徹夜1日目という追い討ちを食らい

絶賛捻くれている桐島デース



願わくばこの役割誰かに代わってほしい切実に
全財産投げ出してでもこの場から離れたい


なぜなら生きて帰れる気がしないから！！





『ってか後藤さん何してんですか？』




「此奴を起こそうとしてんの！全ッ然起きねぇし...お前も手伝え！！」



なんか一瞬儀式でもしてんのかと思った
気を失ってる少年の前で黒子みたいな奴がウロウロしてたら

誰でもそう思わない？(朝の幻覚)



「オイコラ、やいてめぇ...やい！！
いつまで寝てんださっさと起きねぇか！！“柱”の前だぞ！」




『ちょ...先輩流石に声大きすぎッ』




流石に目が覚めたのか
気を失っていた少年は勢いよく顔を上げた



うわ...傷だらけじゃんこの子
こんな重症の中召喚されてお疲れ様


でね、その後柱の人にやれ斬首しろやら首を斬れやら
生まれてきたことが可哀想やらボロクソに言われてたんだけど

もう私眠すぎて
睡魔と戦うので精一杯であんま聞いてなかったわ←


胡蝶様に薬を飲ませてもらった傷だらけの少年は
柱の厳しい言葉に怯むことなくハキハキと話し始めた




「俺の妹は鬼になりました
だけど人を喰ったことはないんです！今までもこれからも人を傷つけることは絶対にしません」



人を喰わない鬼がいるなんて初めて知った
今まで長いこと鬼殺隊に居たけど


そんな鬼見たことも聞いたこともない



一体どんな鬼なんだろう...
斬られる前に一目でいいから見たいなぁ

そこらの鬼より柱の方がぶっちぎりで怖い→←後藤さん許すまじ

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