隠の桐島さん【鬼滅の刃】

機能回復訓練だってよ ページ21

あれから数日、暇を作っては私は機能回復訓練に
打ち込む彼らの様子を見にいき

とうとう日課になり始めた



アオイさんと栗花落様と一緒に
薬湯をぶっかけ合い

サシでの鬼ごっこ

三人とも栗花落様には全くと言っていいほど勝てていない



そして早々にへそを曲げた猪頭くんとぱつきんくん達は何時しか稽古場に姿を現さなくなった



しかし耳飾りの少年は毎日ずっと鍛錬を続けていた
真面目な上に努力家な彼は

たとえ一人きりになったとしても
稽古を止めることはなかった…



「あ、あの...Aさんですよね？」



『あぁ...こんにちはお邪魔してます』




桃色の蝶飾り...
確かきよちゃんだったかな？


きよちゃんの後ろにはすみちゃんとなほちゃんもいてどうやら少年におにぎりを差し入れに行くらしい

ここ最近彼はずっと頑張っていたからなぁ...




「Aさんも一緒に行きませんか？」




『そうですね、私も行きます』



丁度いいや


まだ...あの子の名前聞いてなかったし




庭に出るとそこには鍛錬に励む少年の姿があった

かなり集中しているようで
此方には気づいていない







『...よ、少年！今日も頑張ってるね』




「あ！こんにちは！今日もきてくれたんですね」




少年はぱっと顔を輝かせ此方に手を振ってくれる
そんな様子にほっこりするが鍛錬で若干疲弊しているように見えた


そろそろ休憩したほうがいい...



『たまには休息も必要だよ？
なほちゃん達が握り飯用意してくれてるよ』




「本当ですか！？じゃあ少しだけ休憩にします！」




『それに...君の為に何か仕込みをしてくれたみたいだよ？』




ここへ来る途中
なほちゃん達がその仕込みを用意してたよ？
今の私には詳しい詳細は分からないけど

きっと、何か良いきっかけができると思う...


だから楽しみにしてて？

最近は瓢箪を破裂させるのが流行っているらしい→←村田さんって何者？

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