＿＿＿＿２ ページ3
You side.
もう限界なのかもしれない。
彼にとっての私の存在意義が見出せなくなってきた。
会社の付き合いだから仕方ないのも分かってる。
友達を大切にしてほしい気持ちもある。
「分かってる、」
何度も何度も繰り返し自分の心を落ち着ける為にかける言葉すら虚しくて、苦しくなった。
「でも、今日くらいさ、」
空に向かって吐き出した言葉は、想う彼には届かない。
昔はどんな時も私を優先してくれた翔太。
優しくて、
可愛くて、
大好きだった。
付き合ってからもう5年。
最近になってすれ違いが起き始めた。
仕事に没頭するようになり、休みの日は決まって友達と出掛ける。
日に日に私との時間が減ることが嫌だった。
悲しい記憶を頭に思い浮かべると、更に気分が落ち込んだ。
心、狭いよね、
はぁ、と大きく溜め息をついた。
？「大丈夫ですか？」
足音ともに聞こえた、少し低めの優しい声。
振り返ると、そこには私がよく行くお店で働く阿部くんが立っていた。
「阿部くん、」
亮「どうしたんですか？こんな時間に1人で。」
心配そうに見つめられると、心の醜さを見透かされてしまいそうで思わず目を逸らした。
亮「元気のないAさんにはこれをあげます。」
そう言って彼が差し出したのは、大好きなコーヒーだった。
「ありがとう、ございます。」
亮「いいえ。あ、隣いいですか？」
ニコッと笑った彼は、お邪魔しまーす、なんて言いながら隣に座った。
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cleam(プロフ) - ゆんりかさん» お返事が遅くなり申し訳ないです....！ありがとうございます（ ; ; ）ちょっと怖いお話（？）だったのでそう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ） (2021年5月4日 19時) (
レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんりか(プロフ) - コメント失礼します 読んでいるうちにどんどん引き込まれました♪ 最高です (2021年5月1日 14時) (レス) id: d4900d386d (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - menoさん» コメントありがとうございます！担当様でしたか( °o°)内容が強すぎたら申し訳ないです....いつかあべくんには狂ったキャラを、と思っていたのでそこを楽しんでもらえたなら幸いです。いつか役回りでサイコパスなあべくんも見てみたいですね＾＾ (2021年2月15日 23時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
meno(プロフ) - 軽い気持ちで読んでたら、え、？とかは、？とかもう内容に引っ張られちゃって、もうとにかく凄いなって思いました!!!フィクションだからこそ自担の妄想黒場面がみられたのが幸せでした(あ、阿部ちゃん…あなたそんな…え…とちょっと放心状態になったのは内緒) (2021年2月15日 10時) (レス) id: a41f81c6b1 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - Asahiさん» お返事遅くなりまして申し訳ありません！一応こちらはあべくんのお話なのでこのエンドが正規ルートです。ですがもしわたなべくんオチを、とのことでしたら書かせていただきます＾＾ただちょっと時間が掛かってしまうかもしれないので、それでも良ければなんですけど.... (2021年2月15日 0時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年1月26日 21時
