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You side.
じゃあ僕も、なんて言いながら自販機でコーヒーを買って隣に座った彼が、私の顔を覗き込んだ。
亮「なんか、ちょっとだけスッキリした顔してますね。」
「あはは、分かります？別れたんですよね〜」
そう言うと彼は目を丸くして驚いた。
そっか、と小さく呟く彼の瞳は、心なしかキラキラと輝いているように見えた。
「離れて別の世界を見ることで辛い気持ちを吹き飛ばせたって、阿部くん言ってたじゃないですか。今まさにそんな感じなんです。」
そう告げると彼は嬉しそうだった。
「よし！そろそろ戻って引っ越しの荷物片付けちゃおうかな〜」
立ち上がって、グーッと伸びをした私の真似をするように彼も立ち上がって伸びをした。
亮「送ってきますよ。」
「大丈夫です！そんなに遠くないし、まだお昼なんで。」
亮「....そうですか。じゃあ、気を付けてくださいね！また、お店で待ってます。」
一段落したらまた行きますね、と告げて彼に手を振った。
.
.
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心機一転、新しい街で新たな生活を何の気負いもなく始められると思っていたのに、そう簡単には安らかな生活は訪れなかった。
引っ越しの片付けも落ち着き、仕事や新しい生活に慣れ始めた頃、会社から帰る道のりに妙に気味の悪い足音が毎日ついて回るようになった。
最初は、たまたま帰る方向が同じなだけだと思い込むようにしたけど、どうやら違うようだ。
足を止めれば、同じように足音が止まり、
少し早足で歩けば、同じように早まる。
正直、気のせいだけではおさまらないほど気味が悪かった。
亮「え？ストーカーですか？」
相談出来る相手もおらず、お店に寄った時に阿部くんに話すと彼は驚いた表情をした。
「私の気のせいかもしれないんですけど、」
カウンターに座り、気味の悪い足音の事を話した。
亮「怖いですね....」
彼はどうしたものか、と頭を悩ませた。
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cleam(プロフ) - ゆんりかさん» お返事が遅くなり申し訳ないです....！ありがとうございます（ ; ; ）ちょっと怖いお話（？）だったのでそう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ） (2021年5月4日 19時) (
レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんりか(プロフ) - コメント失礼します 読んでいるうちにどんどん引き込まれました♪ 最高です (2021年5月1日 14時) (レス) id: d4900d386d (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - menoさん» コメントありがとうございます！担当様でしたか( °o°)内容が強すぎたら申し訳ないです....いつかあべくんには狂ったキャラを、と思っていたのでそこを楽しんでもらえたなら幸いです。いつか役回りでサイコパスなあべくんも見てみたいですね＾＾ (2021年2月15日 23時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
meno(プロフ) - 軽い気持ちで読んでたら、え、？とかは、？とかもう内容に引っ張られちゃって、もうとにかく凄いなって思いました!!!フィクションだからこそ自担の妄想黒場面がみられたのが幸せでした(あ、阿部ちゃん…あなたそんな…え…とちょっと放心状態になったのは内緒) (2021年2月15日 10時) (レス) id: a41f81c6b1 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - Asahiさん» お返事遅くなりまして申し訳ありません！一応こちらはあべくんのお話なのでこのエンドが正規ルートです。ですがもしわたなべくんオチを、とのことでしたら書かせていただきます＾＾ただちょっと時間が掛かってしまうかもしれないので、それでも良ければなんですけど.... (2021年2月15日 0時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年1月26日 21時
