メーター.2 ページ2
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顔を洗って適当に身だしなみを整えた後、私のやることは決まっている。
ある二人を起こしに行くのだ。
ちなみにあの二人っていうのはよく寝坊する
鬱とチーノのこと。
そして起こしに行く係をなぜか任された私。ほぼ強制なんだよな
コンコン、と(一応)ノックしてからまず一人目、鬱の部屋に入る。
部屋は真っ暗。カーテンも開けておらず布団にくるまっている物体。
『起きろー』
ut「⋯⋯!
寒っ、何すんねんいきなり⋯⋯」
鬱の布団を剥ぎとる。
『いや、朝』
ut「⋯一番先に見るのがAとか最悪」
『それは私も同じです』
ut「なんやと?」
まぁ私の場合一番先に見たのがコネシマだけどね。どっちでもいいわ。
「あー、寒」とか言いながら身震いしている鬱を横目に見る。
するとコネシマと同じ、恋愛メーターが表示されていた。
『・・・えっ』
ut「ん?」
『え、あいや⋯⋯なんもない』
ut「え、何?気になるやんか」
ずいっ、と近づいてくる鬱を手で押し離させる。いや問題はそこじゃない。
問題は鬱のメーターも100%な事だ。
『⋯って早く布団から出てくださいね。私の仕事遅くなるんで』
ut「あ、俺とチーノ起こすやつ?仕事って⋯」
『もう目覚めたみたいなんで私、もう出ますね』
ut「おん、はよ出ーや」
ヘラヘラと笑いながら鬱は私を部屋から追い出した。人がせっかく起こしてやったというのにお礼もしないとは⋯⋯流石、女遊びするクズ。
「恋愛メーター」100%とか⋯嘘に決まってるよ、うんうん。←
そして、二人目チーノの部屋にノックもせずに勝手に入る。(まぁ大丈夫
『チーノ〜、朝だぞ〜』
ci「んぇー⋯⋯あ、Aさんですか。なんですか、てかなんで部屋勝手に入っとるん?」
『チーノ起こすために決まってる。強制で任された私の身にもなれ』
ci「え、無理っす」
鬱と同じように布団を剥ぎ取りカーテンを開ける。チーノは眠そうにしながら瓶底メガネをかけた。
チーノのふわふわな水色の髪の毛の上、
メーター
・・・100、%。
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れいら(プロフ) - こんにちは 初見でした、見事にハマりましたね…雑愛って言うんかな?後でウィキ先生に聞いときます〜 また神作に会ってしまいましたね。作る人有能すぎる( T∀T)見つけることしか出来んワイは無能かな? しめかたとてもわからんです (2023年3月12日 18時) (レス) @page6 id: 62b1690a8f (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - これ100からもっとメーターあがるのかな?ww (2022年9月25日 9時) (レス) @page6 id: 9b02c2d4e9 (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - ギュンッッッ!!しゅきでしゅ。。。(語彙力)供給を下さい…! (2022年8月1日 21時) (レス) @page5 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 尊死するッ…グハ (2022年7月11日 12時) (レス) @page5 id: a97a85ccd9 (このIDを非表示/違反報告)
宮 村 。(プロフ) - 大好きです。ほんまに。shpきゅん結婚しよ??((( (2022年7月4日 0時) (レス) @page5 id: e0cd2bb1c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルりん | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/R9uf2SJKvFrqI87
作成日時:2022年7月2日 22時