【d！/短編集】夜が、明けるまで【合作】 (ページ43)

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『ふふっ。久しぶりの夜デートだね。』

rbr「おまｯ、そういうことを言うな！///」

『照れてるんだ！流石DT。』

rbr「照れとらんわ！！しかもそこは童○関係ないやろ！！はよ行くで！！」

『はーい！って待って!?早い早い！！！』

rbr「はよこんとおいてくで！！」

『ならスピード落としてくれたっていいじゃん！』

rbr「さっきの仕返しや！」

彼は悪戯っぽく笑った。ちなみに私はその顔に弱い。

『ｯ///急にその顔はズルいよ。』

rbr「あ。A照れとる。かわええなぁ。」

『あ〜もううるさい！///早く行くんでしょ！行くよ！』

rbr「はいはい。なら行こか。」

『ねぇロボロ？今更なんやけど、どこ行くん？』

rbr「ナイショやで。着いてからのお楽しみや。」

『え〜…。』

rbr「そんな可愛い顔しても教えへんよ。」

『ちぇ。ロボロのケチ。』

rbr「ケチでいいですぅ。ほらもうすぐ着くで？やから頑張り？」

『う〜…もう足痛い〜。』

rbr「ほら着いたで！！見てみ！」

『よっと…。ここがロボロの連れてきたかった場所？』

rbr「そうや！綺麗やろ？」

『そだねぇ。ここからだと月に手が届きそう。』

rbr「そうやなぁ。頑張ったら届くかもしれへんで？」

『無理だよ。でもこんなに綺麗な月、初めて見たかも。家からじゃこんなに綺麗に見えないから…。』

rbr「気に入ってくれた…？」

『勿論！めっちゃ気に入った！』

rbr「よかったぁ。」

『ロボロは何でこんなとこ知ってるの？』

rbr「ん？あぁ、組織から逃げてたらここ見つけたんよ。今でも嫌なこと忘れたい時にここ来るんや。」

『だからたまにロボロいなくなってたんだ。』

rbr「ここは時間忘れていられるからなぁ。」

『なんかわかる気がするなぁ。その気持ち。』

rbr「やろ？やからここに来るんや。今日連れてきたんはAが辛そうやったからや。」

気づかれてたんだ…。頑張って隠してたはずなんだけどなぁ…。ロボロって変なところで勘がいいからなぁ。

『気づいてたんだ。おかしいなぁ、ちゃんと隠してたはずなのに…。』

rbr「バレバレやで。」

『そっかぁ…バレてたかぁ…。』

rbr「何悩んどったん？」

『ん〜……秘密。』

言えるわけない。