【d！/短編集】夜が、明けるまで【合作】 (ページ42)

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君の方が綺麗/rbr ページ42

満月の夜に突然現れた君。その姿は______。

『ほら！起きて！』

rbr「う…ん。もう少し…。」

『そんなこと言ってると朝になっちゃうよ！』

rbr「日ぃ当たってても生きられるもん。」

『あっそ。ならもう知らない。勝手にしてよね。さて、夕飯作るかぁ…。』

今ベットで寝ているのは私の幼馴染。

ロボロだ。

何で夜に起きるかというと彼は吸血鬼だから。

でも絵本や小説で見る吸血鬼とは違って朝でも大丈夫なんだってさ。不思議だよねぇ。

rbr「ﾌﾜｧ…おはよ…。」

『やっと起きた。おはよう。ご飯できてるよ。』

rbr「ん。ありがとうなぁ。」

『いいよ。そんなの。早く着替えてご飯食べよ？』

rbr「そやな！！うわぁ！今日も美味しそうやなぁ！！！せーのｯ」

rbr「『いただきます！』」

rbr「うんっっっっま！！！めっちゃうまいで！！A！」

『よかった。でも少し味が濃い…？よね。ごめんね。また味付け失敗しちゃった。』

rbr「ええんやで！俺は濃い方が好きや！」

『そっか！ならいいや！』

rbr「なぁなぁA。飯食べたらちょこっと血ぃくれへん？」

『ん？うん。いいよ。じゃあさっさと食べちゃうね。』

rbr「助かるわ。」

rbr「『ご馳走様でした。』」

rbr「じゃあちょこっともらうな…？痛かったら言ってくれて全然ええからな？」

『分かってるって。どうぞ…？』

rbr「じゃあいただきます。」

ｶﾌﾟｯ

『ｯ…。』

rbr「ん…相変わらず甘いなぁ…美味いわ。」

『そうかな…？あんまりよくわかんないけど。』

rbr「はぁ、美味しかった。ありがとうな。A。」

『あ、終わった？今日は結構飲んだんだね。頭がクラクラする。』

rbr「すまんなぁ。久しぶりに飲んだから抑えが効かなかってん。」

『まぁいいよ。出会った時よりかは制限してくれてるみたいだし。』

rbr「あれは本当にすまんかった。」

『もういいよ。過ぎたことだし。』

最初に会った頃、ロボロは私の甘い匂い…？につられてやってきて、いきなり襲いかかってきたんだよねぇ。あれはマジで別の意味でﾀﾋにかけた。

『さて、散歩にでも行こうかなぁ…。ロボロも来る？』

rbr「おん。行きたいとこあるから行くわ。」

そして私は君と夜の散歩に出かけた。