【ハイキュー】どうしてこうなった。2【白鳥沢】 (ページ17)

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可笑しいページ17

Aside

私が今思っていること。助けて。誰でもいいから、とりあえず私をこの状況から救い出して。お願い300円あげるから。

何が起こっているのかというと、私のことを神様か何かと勘違いしている前髪パッツン野郎に迫られています。しかも現在進行形で。

アッこれ詰んだ感じ？？てか賢二郎、どこでそんなスイッチ入った？

ヤンデレの対処法は結構分かっていたつもりだったけど、私もまだまだだなー。あはははは、賢二郎の目、完全に据わっております。(震え声)

何かブツブツ呟いているけど、小さすぎて何も聞こえない。
耳を澄ましてみて、そしてすぐ後悔した。

「Aさんはあんな人達と関わってはいけない....貴女はずーーーーーっと綺麗なままでいなきゃ.....じゃないと、すぐに汚れて壊れてしまう」

「」

ごめんなさい、誰か通訳の人呼んでくれる？？？
いつものしどろもどろ賢二郎はどこいった！私こんな展開は望んでいないんだけどエッまじで待って無理！！

そもそも、何が原因なんだろ？
今までも普通に色んな人と接してきたけど、こんなことになったことはなかった。

ん～～～......多分賢二郎は、白鳥沢の人達が私と関わるのには目を瞑っているっぽい。
もし目を瞑ってくれてなかったら、ただのやばい人扱いされるしね。

じゃあ何が原因？私さっきまで何してたっけ.....あーもう！お腹空いて力が出ない！アン○ンマンじゃないけど！

もういいや直接本人に聞いてみよう、うんそうしよう。こうなりゃ強行突破だ。

「賢二郎、何でこんなことしてるの？ちゃんと理由を説明して」

「.....貴女が汚れてしまうのが怖いからです」

「や、それはさっき言っていたから何となく分かったんだけど.....私が汚れるって何？」

会話がちゃんと成立した良かったーーー。
これ成立しない状態だったらもうガチで詰んでたわ。

真っ直ぐに賢二郎の目を見つめると、賢二郎は観念したかのようにポツポツと話し始めた。

「貴女が他の人と関わったり、その綺麗な目に何かを写していると思うと....我慢出来なくなるんです」

「我慢？」

「はい。外の世界を視界に入れずに済む、そんなところに隠しておきたくなる」

ていうか待って、賢二郎と普通に会話したのいつぶりだろ。こんな状況で嬉しいと思ってしまう私はきっと重症。

自分の感覚が狂ってきてることに驚きを隠せない秦山A、18歳。