可笑しい ページ4
白布side
ガラガラッと重い扉を開ける。
...!はああああ...!!い、いたぁあ、あぁ.....!
「あ、賢二郎」
Aさんん...!!今日も美しいですね神々しい光が見えますもう大好きです.....!!
俺みたいなゴミの名前を呼んでくれるなんて、どうしてそんなに優しいんですか...?ああもう愛しています....!!
「あ、あのっ、A、さん。お....、おはようございます、っ」
「うん。おはよう」
震える声で愛しい彼女の名を呼ぶ。
ああああ、挨拶返してくれたぁぁ......!相変わらずの無表情ですねそんなところも可愛いです....
「白布さん、おはようございます!」
...なんで、なんで、なんでなんでなんで。
お前とAさんが一緒にいるんだよ。
「アッ!!牛島さんだ!!俺、挨拶してきますね!」
「行ってらっしゃい」
やめろ、やめろ、やめろやめろやめろやめろやめろ....!!
Aさんが、俺の、俺だけの、神様が、汚れちゃうだろうが...!!!
「はぁ...ッ、はぁぁあ、は、っ....、ハァ、」
息が荒くなるのを感じる。
今ならアイツを絞め殺してしまいそうだ。
Aさん、今すぐ俺が助けますから.....待っていてください...ッ!
でも、彼女はいつでも俺に手を差し伸べてくれる。
「賢二郎、落ち着いて」
「は、ッッ、.....A、さん.....?」
あ、っ、Aさんがっ、俺に触れている、!やばいやばいもう一生背中洗わない。
優しく背中をさすってくれている彼女の手に愛おしさを感じながら、息を整える。
Aさんは、俺に言葉をかけてきた。
「体調、崩すなんてらしくないね。何かあったの」
「あ......」
きっと、呆れられた.....嫌だ嫌だ嫌だいやだいやだいやだ....!!!!ごめんなさいごめんなさい、!!
お願いだから、見捨てないでください....!!貴女がいなかったら、おれ、
「....賢二郎はウチの大事なセッターなんだから。何でもひとりで抱え込まないで、私や皆に頼ってくれていいんだからね」
俺の目を真っ直ぐ見ながら、無表情で言ってきたAさん。
でもその言葉には優しさが溢れていて、改めて気づかされる。
「....は、い。ありがとうございます....ッ」
俺は、この人がいないと生きていけない、と。
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ジョン岡田 - この作品も他の作品もとても面白いです!出来ればでいいんですが魔入りました入間くんのイフリート・ジン・エイトとムルムル・ツムルとイポス・イチョウのヤンデレできませんか? (6月7日 12時) (レス) @page33 id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
うらら - めっちゃ面白いです!月一で読んでます! (2022年8月26日 20時) (レス) id: c548be024e (このIDを非表示/違反報告)
しらすちゃん - ぐっ……しらす先輩が神格型ヤンデレなのは尊いです、本当にヤバいです。太一くんはヤンデレになったら余裕であんなことやこんなことをしてきそうだから、真面目にヤバかったです。何周巡回すれば気がすむんだ私…! (2021年1月25日 17時) (レス) id: 3d9f573800 (このIDを非表示/違反報告)
紅威 - 返信ありがとうございます(泣) (2018年6月26日 0時) (レス) id: 82777b4911 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - 紅威さん» 謝る必要なんてないですよ!コメありがとうございます! (2018年6月25日 17時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゴリラ好きの人間。 | 作成日時:2016年12月3日 9時