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「ちわーっス。…あれ、Aさん、髪の毛元に戻ってますね。」
「あぁ、さっき洗ったよ。流石にあのままはまずいかなと思って。」
スプレーをしてくれた友達が、わざわざ帰り際にシャンプーにドライヤーまで貸してくれたのだ。「部活厳しいでしょ！」って。
水で洗い流しとけばいいか、と思っていた私には嬉しい誤算だった。本当にありがたい。
「似合ってたのに、ちょっと勿体ないな。」
「ほんとですか？嬉しいです。」
大平さんに言われると本当の事のように感じられて嬉しい。瀬見さんとかだとちょっと。
「おい！！口に出てるぞ！！」
「え、マジですかすいません。」
あまり悪いとは思ってないけど、瀬見さんは優しいのでとりあえず謝っとけば許してくれる。
先輩方は基本優しい。私には特に。ちゃんとそれは自覚もある。可愛がっていただいて大変ありがたい限りだ。
「よーす、A。」
「あ、川西。」
体育館に入ってきた川西はそのまま私の方によってきて、他の人には聞こえないくらいの声量で「おめでと」と言って笑った。白布から聞いたのか。
小声なのは、一応周りの目を憚ってくれたのだろう。
「うん。…川西も、色々、ありがと。」
「…え、……なんか、Aにお礼言われるとか、感動するんだけど…。」
「は？キモい。」
「急に辛辣！！」
白布と、ある約束をした。
それは、「絶対に部活に支障をきたさない」ということ。これについては完全に意見が一致した。
いくら仲が良かろうが悪かろうが、それでみんなに気を遣わせるのはやめようという決まり。
付き合ってることを隠すつもりは無い。どうせすぐにバレてしまうだろうし。
「A、やって。」
ん、と、テーピングと右手を差し出してくる白布。
私も、何も言わずにいつも通りテーピングを巻く。これは、引退まで私の仕事だといいな。
「はい、出来たよ。…、っ！」
手を離そうと思ったら、白布の右手に少しキュッと力が入り、手が繋がれた。
「…ありがと、A。」
優しい笑顔でありがとうと口にする白布に、幸せで胸がいっぱいになる。
「…うん。私も、ありがとう。」
繋がれた手に、私も力を込めた。
＿＿＿fin.
ちなみにこの後すぐに、天童さんに付き合ってることはバレました。
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ヲタク - 白布ツンデレ感あって可愛いまじで白鳥沢のなかで個人的に最推し。読んでてすっごい幸せでしタァ(*///´_`///) (2022年10月18日 22時) (
レス) @page22 id: 8aaf6ce381 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - 白布賢二郎、ツンデレ代表だから彼氏にしたいナンバーワンでもあるけども、ぉぉおおおおおおしぃぃいいがァァァ (2020年8月11日 23時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
神奈川県って存在薄くね？神奈川県民より - 麗羽さん» それな (2020年3月14日 2時) (レス) id: 2ec1bda221 (このIDを非表示/違反報告)
華火(プロフ) - 卯月さん» 嬉しい限りです！！本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2019年5月5日 19時) (レス) id: f57a061106 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 素敵な作品をありがとうございます！最近はあまり見れてなくて、久しぶりに見たら完結していて、最後まで一気読みしちゃいました！本当に夢主ちゃんと白布さんが可愛いくて、川西君に瞳ちゃんに兎に角皆大好きでもっとHQ が好きになりました!これからも頑張って下さい! (2019年4月21日 23時) (レス) id: ac010926fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華火 | 作成日時：2018年10月27日 0時
