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水道場に行くと、爽太が言っていた通りAがいた。Aが振り返り目は合うけど、なんとなく気まずくて、適当に挨拶だけ交わして水を飲む。
水を飲むというか、緊張のせいでほぼ水を吸収することが出来ずにほとんど口の中が洗い流されただけになったけど。
聞くんだぞ、俺。今日ゼッタイに。
………この蛇口を捻って、水を止めたら。
よし、と心の中で覚悟を決めて、蛇口を捻りAの方を振り向く。
「………なんで、振ったの？」
そう聞くと驚くA。聞いてたの？なんて、そんな悪趣味なことするわけないだろ。…………いや、居合わせたらやってたかも…。
ついさっき爽太本人から聞いた旨を話すと、黙り込んでしまった。今日は止めてやらない、追い討ちかけるぞ。
「…爽太は、他に好きな人がいるって言われた、って言ってた。」
言った後に、あれ、これは言わない方が良かったか？なんて思った。多分今Aの中では、爽太はかなりお喋りなやつになってしまっている。
申し訳ないとは思う。後で謝る。でも、俺だって今は爽太に気を使っているほど余裕はない。
「……ねえ、A。誰が好きなの？」
頼む、言ってくれ。
俺の願いも虚しく、Aの返事は、“いえない”。
期待した分、ズーンと心が重くなるのが分かる。いや、落ち込むにはまだ早い。ここで逃がすか！
後ずさるAにグイグイ近づいて手を握ると、Aの顔はわかり易く赤くなる。…えー、可愛い。
それを見て、自分でやっといてものすごく恥ずかしくなる。俺、いまめっちゃAと近い。死ねる。
もう少しで聞き出せる、という所で、タイミング悪く男子生徒たちがこちらへ来てるのがわかった。
じゃ、ま、す、ん、な、よ！！！！！(怒)
ムカつく気持ちを抑えて(抑えられてない)、Aの手を引いて体育館裏へと連れていった。
連れて行ってから、体育館裏ってちょっとベタすぎ？いやでも今の流れ的にここしかないよな、と、無駄なことばかり考えてしまう。
違う違う、俺は今から、核心を突くんだよ。
「……A、さ。……結局どう思ってんだよ、俺の事…。」
言った…！！言ったぞ…！！！
……しかし、まさかの「自分だって言わないくせに」。
いや、確かにそうだな！！！！やっぱり俺から言うしかないのか！！！！！
こうして俺は、人生で初めて、告白というものをした。
それはそれは、それこそ好きと一緒に心臓が口から飛び出るほど緊張した。
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ヲタク - 白布ツンデレ感あって可愛いまじで白鳥沢のなかで個人的に最推し。読んでてすっごい幸せでしタァ(*///´_`///) (2022年10月18日 22時) (
レス) @page22 id: 8aaf6ce381 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - 白布賢二郎、ツンデレ代表だから彼氏にしたいナンバーワンでもあるけども、ぉぉおおおおおおしぃぃいいがァァァ (2020年8月11日 23時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
神奈川県って存在薄くね？神奈川県民より - 麗羽さん» それな (2020年3月14日 2時) (レス) id: 2ec1bda221 (このIDを非表示/違反報告)
華火(プロフ) - 卯月さん» 嬉しい限りです！！本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2019年5月5日 19時) (レス) id: f57a061106 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 素敵な作品をありがとうございます！最近はあまり見れてなくて、久しぶりに見たら完結していて、最後まで一気読みしちゃいました！本当に夢主ちゃんと白布さんが可愛いくて、川西君に瞳ちゃんに兎に角皆大好きでもっとHQ が好きになりました!これからも頑張って下さい! (2019年4月21日 23時) (レス) id: ac010926fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華火 | 作成日時：2018年10月27日 0時
