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キーンコーンカーンコーン────
私達が体育館裏に着く頃、ちょうど昼休憩を告げるチャイムがなった。
そうか、もうお昼か。瞳に何も言わずに来ちゃったけど、心配してないかな。
白布は、ここに来た時から私に背を向けたままだ。
どのタイミングで話出そうかとあれこれ考えていると、ついに白布が口を開いた。
「……A、さ。」
ドクン、と心臓が脈を打つ。
「……結局どう思ってんだよ。俺の事…。」
もう一度、ドクン。
白布は、まだ私に背を向けたまま。私だって、まだ言うわけには行かない。
「……自分だって、言わないくせに。」
私にとっての精一杯の駆け引き。
こっち見ろ、こっち見ろ、と、心の中で唱える。それが通じたかのように、白布はゆっくりと私の方を向く。
「………じゃあ、もう、言うけどさ。」
・
・
「好きだ、A。」
……う、……わぁ……、やば、これ。
カアァァァという効果音は、こういう時に使うのか。私の顔はもう完全に茹で上がってしまっていることだろう。
嬉しい、とか、恥ずかしい、とかいう感情がぐちゃぐちゃに混ざりあって、白布の方を真っ直ぐ見ることが出来ない。
思わず視線を下に向けようとすると、目敏い白布はすぐに気付き、させるものかという勢いで近づいてきた。
「え、ちょ、なに、うわ。」
白布は両手を私の顔の輪郭に添わせて、ちょっと強めに上を向かせた。そうなると、もう私は白布の目以外見る場所はない。
「A、好き。」
「い、今聞いた。」
「好きだよ。」
「分かったって！」
「Aは？」
俺は、言ったぞ。というような顔でじっと見つめてくる。
そうだ。白布はちゃんと言ってくれたんだ。私もちゃんと言葉にするべきだ。
けど、
「ち、近い！ムリ！恥ずい！」
この距離で言えるか！！！！
本当にこういうのは初心者なんです。慣れてないんです勘弁してください！！！！
「ダメだから。今言って。」
「うぅぅ……白布ー…。」
「ほら、A。」
私、人生で一番緊張しているかもしれない。
今しかないよ、私。言え。頑張れ…！
「…………す、き。……デス。」
「……ん。」
満足そうに微笑んだ顔がだんだん近付いてきて、少しカサついた柔らかい唇が私のに当たった。
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ヲタク - 白布ツンデレ感あって可愛いまじで白鳥沢のなかで個人的に最推し。読んでてすっごい幸せでしタァ(*///´_`///) (2022年10月18日 22時) (
レス) @page22 id: 8aaf6ce381 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - 白布賢二郎、ツンデレ代表だから彼氏にしたいナンバーワンでもあるけども、ぉぉおおおおおおしぃぃいいがァァァ (2020年8月11日 23時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
神奈川県って存在薄くね？神奈川県民より - 麗羽さん» それな (2020年3月14日 2時) (レス) id: 2ec1bda221 (このIDを非表示/違反報告)
華火(プロフ) - 卯月さん» 嬉しい限りです！！本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2019年5月5日 19時) (レス) id: f57a061106 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 素敵な作品をありがとうございます！最近はあまり見れてなくて、久しぶりに見たら完結していて、最後まで一気読みしちゃいました！本当に夢主ちゃんと白布さんが可愛いくて、川西君に瞳ちゃんに兎に角皆大好きでもっとHQ が好きになりました!これからも頑張って下さい! (2019年4月21日 23時) (レス) id: ac010926fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華火 | 作成日時：2018年10月27日 0時
