推しが尊い ─5─ ページ5
今日は部活が無い為、コンビニへ直行する。
六時限か終わった瞬間、光の速さで帰り支度をした。
『早くしろよ！ノロマ！！愛しのヒロアカが待ってんだぞ！？』
「ほんっと推しの事になると早いよね！！ボルトにも勝てるんじゃない！？」
あまりに遅いため首元を引っ張る。
そして、何故か居たバレー部三年組も連れてダッシュ。
「ハァ…ハァ…A速い……」
『はぁぁっ！！愛しのヒロアカよ！もう少しで着くからね！！』
「Aヤベ」
全速力でコンビニに駆け込み、店員さんに『ヒロアカのっくじっ！！お願いしゃす！！』と頼み込んだ。
然し…
「えっと…ヒロアカのくじはもう終わりましたが…？」
『……え？』
あまりの衝撃にその場で固まる。
ブッと吹き出す花松は後で締めるとして、終わった……？
『きょ、今日からじゃ無いんですか…？』
「先月からですね」
急いで調べてみれば、今日と書いていた。
先月のね！！
すいません、と店員さんに言ってコンビニから出る。
それと同時に、及川を羽交い締め。
「いだいいだいっ！！な、なんで！？及川さんのせいなの！？」
『テメェが今月だって言うのを信じたからエンジェル達に会えなかったじゃねぇか！！どうしてくれんだよあぁ！！？』
「だ、誰にだって見間違いはあるでしょっ！？」
『5と6をどーみたら見間違えるんだよ！！言ってみろや、あ"？？』
「み、見間違えません」
朝から及川のせいで損しかしてない。
黒の時代の太宰さんも手に入んないし、挙げ句の果てにはヒロアカのエンジェル達を拝めない…？
お前マジで百回死んでこいよ。
「ブッ…ひぃ…！ま、まじかぁ……w」
『花巻、テメェのその短い前髪更に短くしてやろうか？』
「すんませんっした！」
バレー部のマネージャーになってからか、ほんとに運ついてないわ。
ンだよ及川君は疫病神か何かですか？？こちらはいい迷惑なんですけど？？？
「A一旦落ち着け。またくじやるだ──『やる予定は無いの！！』……そ、そうか」
岩ちゃんが引いてるけど、気にしない。
それよりも、今はくじのことだ。
『もう……最悪…』
私は予想以上に落ち込んでいた。
そりゃあ、太宰さんもないし、ヒロアカもないんだ。仕方がない。
溢れそうな涙を堪えて下を向いている。
及川達もこれはヤバイと思ったのか、あたふたし始めた。
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琥珀糖 - 自分の知ってるキャラ出るとテンション上がりますね！ (2021年9月13日 0時) (
レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2020年4月13日 9時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - うわ、凄い作者様と趣味が合う気がします… (2020年1月28日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 今日読ませてもらいました、めっちゃ、すっっごく面白いのでこれからも更新頑張ってください!!! (2019年9月9日 7時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - 出ない梅雨の中也が(´；ω；｀) (2019年7月13日 19時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
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