No.18 許可 ページ18
ミーティングの際、溝口君が俺達の前に立った。
そして、一つの資料を見ながら話し始める。
溝口「及川から聞いたと思うが、夏休みに合宿をやる事になった」
「及川」と溝口君に呼ばれたのを合図に、皆に合宿について書かれた資料を渡して行く。
溝口「合宿期間は、7月30日〜8月15日の長期間。持ち物はそこに書いてある通りだ。ちゃんと、課題も持って来いよ？特に国見」
国見「はぁ…………はい」
溝口「溜息をつくな。参加校は、烏野・音駒・梟谷・青城の計四校。合宿所は、梟谷になった。
良いか？今回は長期間の合宿だ。ちゃんと親の許可を取って来い」
「じゃあ解散」と言われ、及川さん達は部室に戻る。
急いで服を着替え、岩ちゃんと共に帰り支度を始めた。
及川「ほらほら！岩ちゃん早くしてよ〜！」
岩泉「いっつも遅えくせして何で今日は早えんだよ」
松川「よっぽど、合宿が楽しみなんだわ。ねぇ？国見さん？」
国見「俺に振らないで下さい。合宿があったらいつもこうじゃないですか」
及川「え、及川さんそんなに分かりやすかったかな？」
花巻「恋する乙女かよって思う程分かりやすかった」
及川「何それ！」
マッキーに揶揄われていると、岩ちゃんがようやく支度出来たのか、
「早よ帰んぞ」と頭を殴られた。
及川「また明日ね！」
岩泉「じゃ」
皆に手を振ってから、部室を後にした。
その後、岩ちゃんと他愛のない話をしながら家に帰った。
家に帰ってすぐ、夕飯になった。
及川「ねぇ、母さん」
「なぁに？徹」
早速、合宿の事の許可を取ることに。
俺達の学校は、許可制であり、紙に印鑑を押してもらわないと行けれない。
まぁ、いつも押してくれてるし、今回もいけるよね。
及川「今年も夏休みに合宿する事になったんだ」
「あら、そうなの？印鑑が必要ね。ちょっと待ってくれる？」
いそいそと、印鑑をタンスの中から探す母さん。
及川さんの話に全く興味が無いのか、もぐもぐとご飯を食べるA。
このガキには寂しいとかないの？
「あっ！あったあった。何時するの？」
及川「31〜15日まで」
「えっ」
印鑑を押してもらおうと紙を渡せば、急に止まる母さん。
どうしたのか困惑していると、母さんが顔を上げる。
「徹。合宿の許可は出せません」
及川「…………え？」
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月29日 8時) (
レス) @page48 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
パッチ - いやかわよ(´‘▽‘｀) (2022年8月13日 23時) (レス) @page1 id: f3deab0936 (このIDを非表示/違反報告)
のん！ - 更新停止なんですか！めっちゃ面白いです！続き楽しみにまってます！！頑張ってください！！！ (2020年11月29日 11時) (レス) id: c484b15809 (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - 面白いし、楽しいので大好きです！！更新停止中ですが、再開したら無理しないで頑張ってください！！再開されるのを楽しみに待っています！！ (2020年3月8日 1時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
こーこ(プロフ) - なんかもう有栖川ちゃんいい子に見える…。久しぶりにもう一回全部読み直しました！やっぱり最高です！ (2019年11月29日 13時) (レス) id: b13e5395fd (このIDを非表示/違反報告)
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