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僕は目を見開いてバッと横を向いた。すると鏡のような僕が、赤い目を細めて嗤う。



「…こんにちは、僕は君の分身です」

「……は?」

「分身だよ、便利な僕をこき使ってよ」

「…なんでも?」

「ふふっ、勿論。…なーんでも」



僕は目を擦る。目を細めても近付いても、これは僕だった。



「…そう、なんでも。…内気な君の救いだよ」



彼は立ち上がった。そして僕と同じ手を差し伸べて、僕の顔で僕じゃない笑みを見せた。



「…じゃあ、作戦会議しようよ、まふまふくん?」






あ"ぁ新作です。しょうゆのすけです


内気な男子高校生の初恋の相手、(名前)ちゃんに近寄りたいが、顔面偏差値高過ぎて女子にキャーキャー言われるから、なかなか(名前)ちゃんに手が出せない彼に『魔の手』が歩み寄る話です。



注意

・nmmn作品です。
・『拝.啓 ドッ.ペル.ゲン.ガー』の勝手な解釈小説です。
・ご本人様に関係はございません。
・個人的な解釈等が存在します。

苦手な方はブラウザバックよろしくお願いします。



執筆状態:連載中

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作者名:しょうゆのすけ | 作成日時:2019年2月26日 15時

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