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*彼氏出来たドッキリ* ページ43

あまちゅ今ひまーーー?夜だけどゲームしない?
Aごめん今から彼氏と夜デートやねん。さーせん
あまちゅへ?
Aえ?????
あまちゅごめんちょっとだけ家寄らせて
Aは?????



…………まぁ、彼氏おらんねんけど。

出来心のドッキリが変なことになったみたいてへ。

しかも今日普通に遊ばれへんから冗談で断ったつもりやのに家来るんかいな…。遊べない理由としては、風呂上がりであることと…



「んぅ〜?どしたんA〜?」



この酔っ払いサラリーマンである。なんで家おるねんこいつ。私はどうにかして押し入れでもいいから隠さないと天月くんに首締められて今度こそ天国行き…いや、こんなにドッキリ仕掛けてんだから地獄行きか。


「センラくん。今から1回消えてもらってええ?」

「突然の悪口」

「お願いやって…ほんまマジで。修羅場なってええんか?!もうすぐあまつk」



ピーンポーン。

インターホンが無機質に音を鳴らした。私は息を潜めた。そうだ、このまま留守という事に…



「…はぁい?どちら様ですぅ?」

「センラああああああああぁぁぁ!!!!!!」



おっと、くん付けを忘れてしまったみたいだ。ってか何自分の家みたいに玄関出とんねんオラ。まぁもちろん天月くんは目を真ん丸にさせた。


「…あぁ、センラさんだったんだ。彼氏」

「……はァ?」


声を漏らしたのはセンラくん。天月くんは靴を脱いでセンラくんを押し分けて私に近付いた。


「どうしてセンラさん?なんで?ねぇねぇ」

「ちょ、ちょちょちょい!」

「僕の方が絶対愛してあげれるよ?」

「いや、これ…っひぁっ?!」


私は足を引っ掛けてさっきまでセンラくんが酔っ払って寝っ転がっていたソファーに押し倒される。お風呂上がりで胸元の開いた服、湿った髪、赤い頬、そしてセンラくんの脱いだ上着、まだ暖かいソファー。

誤解するものは全て揃っていた。




「…どこまでしたの?全部?…全部センラさんにあげちゃったの?」



私の腹を優しく撫でた。さすがにやばいと思って声をあげようとすると呼吸さえも止めるように上から口元を手でキツく覆った。



「…狡いよ。どうして?…意味わかんないんだけど、ねぇ、怒ってるよ?」

「…ぃや、ッ」

「散々煽っといて、よく彼氏自慢したよね僕に」



口元が三日月に笑った。

*続→←[NG編] 自撮り写真に誤解あり



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しらす好き - うわぁ!!騙されてしまいました!これからも、頑張って下さい! (2019年2月10日 15時) (レス) id: f05a7b8ab9 (このIDを非表示/違反報告)
雫@更新おそめ(プロフ) - わあああああ騙されました騙されました!!!!すごいすごい!!めっちゃいいです!!!!これからも応援します!!! (2019年2月10日 14時) (レス) id: 6d0f7297ef (このIDを非表示/違反報告)
仲館 瑠美(プロフ) - 続編よっしゃゃゃ!見事に引っかかってしまった(泣)これからも頑張ってください! (2019年2月10日 13時) (レス) id: 8a67a74e89 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - 咲魔_ジャジャ麺さん» ご指摘ありがとうございます…誤字が多くて大変申し訳ございません。ありがとうございます (2019年2月9日 17時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲魔_ジャジャ麺 - びしょ濡れドッキリのところ女の子って笑ってからそうだになってますよ (2019年2月9日 10時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しょうゆのすけ | 作成日時:2019年1月8日 16時

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