*続 ページ11
反抗するようにうらたさんは声を荒らげた。うらたさんが私の手首を掴む手がより一層強くなる。うらたさんは頭を摩りながらぽつりと呟く。
「まじ今何でぶっ叩いたんだよ…」
「手ぇ」
「凶器だなセンラの手」
2人の話に気を取られて見つめていると突然視界に手が伸びてくる。やばい、と思ったのが遅れた。
「スキあり〜えへへ」
まーしぃとさかたんだった。この2人は全くセンラくんの言葉にひるまなかった。というかしばかれとったのうらたさんだけやしね…。うらたさんが「ちょ、」と声を漏らしてもお構い無し。しまさか強すぎでしょ…。
その伸びてきた手はそのまま首のあたりに巻きついた。
「スカート1枚めくったらもしかしてぇ…?」
「何色履いてんの?」
「やっっだ!うらたさん助けてぇや!!」
掴まれていた手首に助けを求めた。が、センラくんと2人で私がしまさかに押し倒されているのを見下ろしている。…そこで思い出すのだ。
___今日は、スカートでは無いことに。
「ふふん、僕は反抗されるのも好きやでぇ?」
「さかたん、落ち着こ?っな?」
「今日は2人でしよか、な、坂田」
「いつ決まったんやよ?!私は嫌やからね?!」
するりとまーしぃとさかたんは左右からスカートの中に手を入れた。げっ、マジか…!が、しかしそこでさかたんが異変を感じる。
「…Aスカートやなくない?」
「はァっ?!」
反応したのはうらたさんだった。ぴらっとさかたんが簡単にスカートめくるもんだからセンラくんは一瞬目を手で隠す…そしてチラッと指の隙間から覗いた。
中から現れたのは半パン。はっは!!!騙されたぁ!!!さかたん乾いた笑い漏らすなや。
「スカート履いてると見せかけてズボンドッキ___」
「短パンの方が俺は好都合やわァ…」
本気でお腹と足の付け根を撫でてくるもんだからさかたんは突然顔色を変えてまーしぃを押さえ込んで叫んだ。
「A逃げろ!!!!!まーしぃ暴走しとる!!!!!」
「次は2人でやろうな〜名古屋おいで、1晩相手してあげますよ?」
「…なんつーか、その、そういうのやめとけよ」
3人の伝言の聴きながらカバンをかっさらい、転げるようにさかたん宅を脱出しました。
結果:浦島坂田船の中でもうらたさんとセンラくん、さかたん、まーしぃの順でやばい人だということに気付かされる
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しらす好き - うわぁ!!騙されてしまいました!これからも、頑張って下さい! (2019年2月10日 15時) (レス) id: f05a7b8ab9 (このIDを非表示/違反報告)
雫@更新おそめ(プロフ) - わあああああ騙されました騙されました!!!!すごいすごい!!めっちゃいいです!!!!これからも応援します!!! (2019年2月10日 14時) (レス) id: 6d0f7297ef (このIDを非表示/違反報告)
仲館 瑠美(プロフ) - 続編よっしゃゃゃ!見事に引っかかってしまった(泣)これからも頑張ってください! (2019年2月10日 13時) (レス) id: 8a67a74e89 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - 咲魔_ジャジャ麺さん» ご指摘ありがとうございます…誤字が多くて大変申し訳ございません。ありがとうございます (2019年2月9日 17時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲魔_ジャジャ麺 - びしょ濡れドッキリのところ女の子って笑ってからそうだになってますよ (2019年2月9日 10時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょうゆのすけ | 作成日時:2019年1月8日 16時