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翔太くんと二人でご飯に行った日からずっと続いてるライン。わたしが亮平のこと好きなのをわかってて、それでも送ってくれてるから、気持ちはもう十分届いてる。
だけどわたしは、やっぱり亮平以外考えられなくて。
連絡先を再び交換したあの日、また連絡するねって言ってくれたのに、あれからひとつも来てないよ…
「元気ない？大丈夫？」
『ううん、元気だよ。大丈夫』
「そう？ならいいけど。何かあったらすぐに言ってよ？」
『うん、ありがと』
お昼休み、ミナと近くのカフェに来てランチを楽しむはずだったけど、亮平も翔太くんも頭から離れてくれなくて。せっかくの休憩時間なのに全くリフレッシュ出来ない。
「あ、そういえば。A今日空いてる？」
『特に用事はないけど…』
「カナがまた合コンするらしくてさ、サエが来れなくなっちゃったからA誘ってきて！って頼まれたんだけど、どう？」
『合コンかー…』
今はそういう気分にはなれないな、と思って断ろうとしたら、二人もここ来てたんだ！ってカナに声を掛けられた。
「あ！今日の合コンなんだけどA…」
『わたしはいいよ。ごめんね』
「えー！そこを何とかお願い！」
『それ前も言ってたよ(笑)』
「そうだっけ？」
本当に覚えてなさそうなカナに思わず小さな笑みが溢れる。……合コンねぇ、もし行ったら、亮平のことも翔太くんのことも考えなくて済むのかな。ぱあっと騒いだら忘れられる？
「絶対来れない？」
『絶対ではないけど…』
「じゃあお願い！今度何か奢るから！」
『もう、わかったよ』
わたしは結局カナの押しに弱いんだよね
喜んでるカナを見たミナは苦笑いをしながら、いつもごめんね？って謝ってくれた。
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作者名：陽梨
| 作成日時：2021年4月9日 0時
