梵天首領にさらわれたけど多分人違い

三日目 ページ6

『おい三途ぅ〜Switc●買ってこいよ』

蘭「ついでにコーラとポテチもなァ」

竜胆「ハーゲンダッ●も忘れんなよ！」


一夜明け、三途さんが出張から帰ってきた。

私と昨日から入り浸っている灰谷兄弟とで、

帰ってきた三途さんに、各々自分が欲しいものを

言っている。


買って欲しいなぁ〜〜

Switc●とコーラとポテチ、ハーゲンダッ●




三途「あ？？」

『Switc●買ってこい』

蘭「コーラとポテチ買ってこい」

竜胆「ハーゲンダッツ業務用買ってこい」

三途「灰谷兄弟！手前らのは自分で買え。

Aはマイキー(ママ)に聞きなさい」


「「『えぇーーーー』」」


三途「うるせぇな散れ！散れ！！」

シッシッと猫を追い払うように言う三途さん。


『まあ流石にSwitc●はいいです。高いですし

なのでパソコン買ってください』


三途「パソコンの方が値段高いわ」

『いいじゃないですか、梵天潤ってるって聞いてますよ

流石にネットがない環境は辛いです』


手を金の形にしながら言う。


三途「なあお前ここにきて二日だよな。

誘拐した奴らに言う言葉がそれか？

普通の女ならもっと泣き喚くはずだぜ」



言われてみて思い出した

ここは反社の拠点で、この人たちはその幹部だ



蘭「三途、こいつに普通の女子を求めちゃいけない」


竜胆「なんせこいつは、俺らの尻を

ちぎりパンにしようとした女だ」


『言葉にするととんでもないことになりますね』


竜胆「そのとんでもないことを

お前はしようとしてたんだ」

『反省も後悔もしてません』



ぎゃーぎゃーわちゃわちゃと騒いでいると

マイキーさんがやってきた



『ママイキーさん、パソコン買ってください』

三途「こいつの言ってることは聞かなくていいです」

竜胆「マイキーな」

蘭「ママと混じってるな」


ねえいいでしょってマイキーさんに強請る。


『お願いしますぅ

通報とかしませんからね！お願いママァ』

竜胆「もう完全にママって言ってるし」

三途「流石にダメですよね」

マイキー「いいよ」

三途「オラァッだめって……え」

マイキー「いいよAの頼みだし」


ガッツポーズを心の中でする。

これで自由気ままなニート生活ができるぜ

浮かれポンチになっていたら

マイキーさんがやけに真剣な顔をして







マイキー「でも、俺から逃げようとしたり

警察に連絡しようとしたら、

2度と1人じゃ歩けないようにするからな」と言った。



その夜、私は怖くてちょっと泣いた

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