23.ただ我のみ一人尊し ページ23
SIDE.SOUMA
キョロキョロと辺りを見渡したへきほーが「え？あれってこの子が作ったの？」と驚いた顔をしてAちゃんを指差した。
「そうだよ。美味かったでしょ」
当たり前のように頷いたジン君に、Aちゃんは納得のいっていない風な表情をしている。それを見たジン君は目を細めて彼女の前に立った。
「…またそんな顔して。一体何が不満な訳？」
ほぼ喧嘩腰で尋ねたジン君に、苛ついた様子のAちゃんの顔は大きく歪む。
「とりあえずこの家に住むかどうかは置いといて……しつこいようだけど…あたし！ちゃんと色気あるから…！」
ジン君を指差した彼女の強い台詞に、ガクッと深く腰を落としそうになったのはマホトだ。それでもなんとか堪えた彼は、もうダメだと呆れたように頭を抱えている。
「なんだよ。そんなに気にしてたなら謝るって、めんごめんご」
「………気にしてませんけど」
「オッケー、分かった分かった。君は可愛い女の子。だからあんたの家はここね」
親指を立てて、グーサインを出した彼にAちゃんは今日一番の深い深い溜息をついた。怒りを通り越し、もはや諦めに近い感じだった。
「一緒に暮らしていく上でのルール、決めようぜ」
「まず一つ、当たり前だけど恋愛禁止ね」
「…えぇ、なにそのアイドルグループみたいなルール…」
思わず渋い顔をした俺の事も見事に無視するジン君。納得していない様子で話を聞いていたマホトも、最早呆れ顔で煙草に火を付けている。
「二つ目、タダで住まわす代わりにご飯作ってね」
「はぁ？あたし家政婦じゃないんで！」
彼女の強めの言葉に、それもそうだと視線を上にやった彼は「じゃあたまにでいいよ」と、極端に緩めのルールを課した。そんなジン君にAちゃんも言葉を失ったのか、口を一文字に結んだまま眉間を大きく歪めている。
「三つ目、もう今日からAは俺らの仲間って事だから、一切遠慮するのなしね。言いたい事あるなら全部言えよ」
どんと来いやと笑顔を見せた彼。一体全体何処からそこまで
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匿名(プロフ) - 湯豆腐さん» とても嬉しいコメントありがとうございます^ ^ なかなか試行錯誤しておりますが、私なりの彼等を楽しんで頂ければと思います。お話いっぱいになり移行しましたので、次も末永く応援頂けると嬉しいです！ (2018年4月26日 21時) (
レス) id: 5ddf379a2d (このIDを非表示/違反報告)
匿名(プロフ) - 花恋さん» お返事大変遅くなりました。時間が空きながらの更新ですが、それでも楽しみにしてくれる方々にとても感謝しております。またお話増えましたので、お時間ある時にでもちらりと覗いてみて下さい^ ^ お待ちしてます。 (2018年4月26日 21時) (レス) id: 5ddf379a2d (このIDを非表示/違反報告)
匿名(プロフ) - なななさん» お返事大変遅くなり申し訳ないです。応援ありがとうございます！時間が出来また更新し始めたので、これからも気長に見守って頂ければ嬉しく思います^ ^ (2018年4月26日 21時) (レス) id: 5ddf379a2d (このIDを非表示/違反報告)
匿名(プロフ) - 夜星さん» お返事大変遅くなってしまいました。最近時間が出来たのでゆるゆると更新しております。暇な時にでも覗きに来ていただければ幸いです^ ^ (2018年4月26日 21時) (レス) id: 5ddf379a2d (このIDを非表示/違反報告)
湯豆腐(プロフ) - 匿名さんがかくジンくんとマホトくんが一番好きです。匿名さんも大好きです。これからも応援してます！ (2018年4月25日 19時) (レス) id: 65ae9a78b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名
| 作成日時：2017年7月10日 7時
