合宿終了1 ページ6
ASide
無事に5日間の合宿を終え、
それぞれの学校へ戻る。
小金川 「おい、五色!ライン交換してくれ!」
五色 「あ、ああ・・・」
・・・
あたしと日向君、月島くんが帰ろうとすると、
金田一君が話しかけてきた。
金田一 「おい」
日向 「?」
金田一 「か、影山は元気か」
日向 「?おう、テスト期間以外は」
A 「確かに。」
金田一 「そうか」
日向 「何で?」
金田一 「なんっつーか、
昔とは大分プレースタイル変わってたしよ・・・」
日向 「??」
国見 「・・・お前は中学の事気にしすぎ。
お前は精一杯やっただろ」
金田一 「!別に、ただの雑談だろ」
日向 「・・・影山のトス、
誰も打たなかったってやつか?」
A 「誰も、打たなかった?」
月島 「A、知らなかったっけ。
中学の時の試合で、王様のムチャぶりトスを、
スパイカーが拒絶したって試合があったんだよ」
A 「へぇー・・・」
日向 「でも、ケンカするくらい普通だろ」
金田一 「?・・・ケンカ?」
日向 「ゆずれなくてケンカすんの、普通だ。
だから影山も大丈夫だ」
すると金田一君はすっきりとした顔になって
金田一 「・・・またな」
日向 「おう!」
そう言って、金田一くんと国見くんは、
帰って行った。
・
・
A 「なるほどね」
月島 「何が?」
A 「影山くんって理想は高いのに、
スパイカーの要望に応えるのに、
ずいぶん一生懸命だなと思ってたんだよね」
月島 「何かおかしいの?」
A 「スパイカーにとって
欲しいトスがあるように、
セッターにも上げたいトスがあるって事。
それをお互い言い合っていって、
理解し合って、いいチームになると思う」
月島 「王様が僕らに気を使ってるって事?
あの態度で?A、本気で言ってんの?」
A 「(そこまで言わなくても・・・)
・・・ま、本人にしかわかんないけどね」
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作者名:Rin | 作成日時:2019年11月19日 20時