心配かけてごめん ページ33
影山Side
自主練を終えて、家に帰ってきた。
テスト期間で部活が無いため、走って来たが、
一人で走ってるとAと及川さんの事が
頭からはなれねぇ
影山 「くそ・・・」
俺はシャワーを浴びて部屋に入る
その時
プルルルル
Aからの着信が
影山 「はい」
A 『あ、影山くん帰ってた?
あたしも今帰って来たよ』
影山 「そ、そうか・・・」
A 『うん・・・。
ちゃんと、及川さんと話してきた』
影山 「そうか・・・」
A 『も〜、そうかしか言えないの?』
影山 「!!」
A 『明日、6時半に駅で待ち合わせ!!』
影山 「!?」
A 『早く行って、
一緒にテスト勉強しよう?』
影山 「お・・・おう」
A 『・・・影山くん』
影山 「ん?」
A 『もう、心配かけないから・・・
ごめんね』
影山 「・・・おう」
A 『じゃあ、また明日ね』
影山 「ああ」
・・・
電話の後、俺は思っていたより
緊張していたことに気が付いた
相手が、あの及川さんだったから。
俺が勝てないと思った、
あの人だったから。
でも
『もう、心配かけないから』
Aがそう言ってくれて、
一日中していた緊張から
解き放たれた。
影山 「だせぇ・・・」
でも、Aが及川さんよりも
俺を選んでくれて
嬉しかった。
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作者名:Rin | 作成日時:2019年11月19日 20時