俺だけを見てろよ【アバンティーズ】【エイジ】 (ページ10)

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9話ページ10

その日の夜、私はそらに呼ばれてアバハウスにお邪魔した。

そら「ごめんねー、急に呼んじゃって。」

みんないるんだと思ってたけど、入ってみたらそら1人だけだった。

A「いや、大丈夫だよ。どうしたの？みんなは？」

そら「みんなマホトさんのとこに泊まってるんだよね。俺は体調悪くて帰ってきたんだけど、寝たら元気になっちゃって。暇だったから呼んじゃった。」

A「そらって寂しがり屋さんなんだね。」

そら「ちげーよ。今日だけ1人だから静かなのに慣れてねえの！」

A「はいはい。笑」

適当に流してそらの斜め前に座った。

そら「なんか、ビールとか飲みたくない？」

A「あぁ、いいかも。飲みたい。」

そら「あったかなぁ。」

そらは、立ち上がって冷蔵庫を見に行った。

少しすると「なーい」という声が聞こえたので、「買いに行こう」と提案した。

夜の外は、少し寒い。

さっき、1人で歩いてても思ったけど。

なんか、えいちゃんに会いたくなった。

寒いから、えいちゃんに抱きしめて欲しい。

って、考えてる私は重症だ。

そら「そう言えば、俺達がこうやって2人で歩くの、初めてじゃない？」

A「そうだね。今までだったら何人かで歩いてたもんね。」

そら「うん、なんか違和感しかない笑」

そう言って、そらがくしゃっとした笑顔を見せた。

そらってなんか、小さい子みたいな雰囲気あるな〜とか考えてたら、コンビニに着いた。