俺だけを見てろよ【アバンティーズ】【エイジ】 (ページ5)

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4話ページ5

ある日の夜、近所のコンビニに向かっていたら、見覚えのある赤髪が見えた。

確かこの近くにアバハウスがある。

ってことは、

A｢えいちゃん…？｣

エイジ｢おお、A｣

やっぱりだ。

動画で見た通り、いつもよりテンションが低くかったけど、私の顔を見て、少しだけ微笑んでくれた。

A｢久しぶりだね。｣

エイジ｢あぁ。暇だったから会いに行こうかと思って出てきた。｣

A｢ほんと！？嬉しい｣

えいちゃんが会いに来てくれるなんて、いつぶりだろう。

エイジ｢あのさ、急で悪いんだけどさ｣

えいちゃんが言葉を飲んだ。

言おうかどうか迷っているみたい。

A｢何？｣

するとえいちゃんは、決心したように私の顔をしっかり見た。

エイジ｢今夜、一緒に過ごさない？変な意味じゃなくて、俺達、ちゃんと話し合わないといけないって思って。｣

確かに、私もそう思う。

付き合って2年以上経ってるけど、意外とお互いのこと分かってない。

A｢いいよ、そうしよ。｣

私が笑ってみせると、えいちゃんも安心したように笑ってくれた。