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三日後、ついに寂雷の家にホームステイする日
「お、お邪魔します」
「ふふ、そんな固くならないで。自分の家だと思って過ごすといい」
「はい」
******
それから寂雷の家にホームステイしてから2週間経った日のこと
「A」
「なんですか?」
ホームステイしてから寂雷はAを呼び捨てし始め最初は違和感あったが2週間経つにつれて違和感も消えていった
「今度友達と映画見に行くと言ったね」
「はい!」
寂雷の言葉に笑顔で応えるA
「その事だが…行くのはやめなさい」
「え…?」
「Aみたいに純粋な子はああいう所に行くのは良くないよ」
「で、でも…この前は良いって…「A!」…ッ!?」
「私の言うことが聞けないのかい?」
「…でも、初めて友達と映画見に行くのに」
「…はぁ、分かった。そこまで言うなら行ってきていいよ」
「え…本当ですか?」
「あぁ…」
「やったぁ!先生大好き」
そう言うとAは寂雷に抱き着いた
「ふっ…おやおや」
*****
次の日
「ただいまぁ…」
「おや?帰りが早いね…映画は楽しかったかい?」
「それが…友達来なくて…連絡しても出ない」
「…そうか、それは残念だったね」
寂雷はAの頭を撫でる
「ん?先生?…白衣に血付いてるよ」
「え…本当だ…ふふ、いつ付いたのかな?」
寂雷は笑いながら白衣に付いた血に触れる
******
「あ、そう言えば…先生に言いたいことがあったんだ」
Aはこのホームステイがいつまで続くか聞こうと部屋を出た
「あれ?いない…ん?お風呂場のドア…開いてる?」
僅かな隙間、Aは覗いてみるすると…浴槽の中にいる2つの死体…その顔は見たことある、いや…今日遊ぶ約束をしていた友達2人だった
「な、なんで…」
「A…どうかしたのかい?」
「せ、先生…」
「…ふふ、あぁ…汚いものを見せて悪かったね」
寂雷はお風呂場のドアを閉める
「なんで…2人が」
「この2人といたらAが汚れるからだよ…Aには私がいる。私だけを見て私だけを頼ればいい」
血が付いたの白衣に浴槽の2つの死体…
神様みたいな寂雷が実は犯人だと知ったAだが、何故か恐怖で怯えることも寂雷を拒絶することも死んだ友達2人に対して悲しいとも思わなかった…
「私には先生だけ…」
その理由は…既に寂雷に依存しているのだから
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ライム(プロフ) - 好き(*´ω`*) (2022年1月15日 20時) (レス) @page15 id: 195c72809c (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - ウサちゃんの話が好き過ぎてしんどいです、、、 (2020年10月26日 21時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 怖い!!!!(だがそこが良い) (2020年10月12日 19時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ - どのキャラも口調とかつかめていて、良かったし、見ててもうやばかったです。ありがとうございます! (2018年10月18日 1時) (レス) id: b9571b1d0a (このIDを非表示/違反報告)
歯車(プロフ) - 素晴らしい作品すぎてもう最高です…!!!リクエストが可能ならば独歩くんをお願いしたいです…!!! (2018年9月3日 15時) (レス) id: e53af534a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルル | 作者ホームページ:http://Assassination-Classroom
作成日時:2018年8月9日 21時