▼ 初対面はちょっと気まずい ページ2
「『あんなに言ったのに無理に動くからそうなる、お友達や先輩に迷惑かけやがってこのおたんこなす。ちょっとは感謝してもらってもいいですか?』」
「おい、最後は星導が思ってた事だろ。俺のオトモに言わせるんじゃねぇよ」
「つまり、小柳君のズレが酷すぎて一時的にオトモの姿が見えなくなっちゃったって事?」
こくりと頷く伊波君に使い魔とオトモの違いを教授して貰う。
ここでいう使い魔は自分で造り出し使役する魔物や精霊等を指し、オトモは魔力がある特別個体野生生物を飼い慣らして協力関係にある生物。なので使い魔だとズレても自分の魔力が造りだした者なので見えるがオトモだと魔力的繋がりが無い為、魔力の波長が合わないと存在が見えなくなる。
今回は小柳君の魔力と肉体が大きくズレてしまったせいで視覚に問題が起きていたのだろう。…伊波君と叢雲君が何故見えていなかったかと言えば、小柳君に自分の存在をチクられたくなくて魔法をかけていたらしい。
【鑑定】という魔眼を持っている星導君は例外ですぐに気付いていたらしいがオトモの言い分を聞いて、今まで黙っていた。時折、居なくなっていたのは星導君の元へいったり、小柳君の事を影から見守っていたらしい。
「ちゃんと主人が見つかって良かった。それじゃ1週間後にはオトモの姿がちゃんと見れそうだね」
「世話して貰って本当にありがとうございます」
「そんじゃぼくらはここで」
「センパイ、小柳の事宜しくお願いします」
「送り狼に気を付けてくださいね、先輩」
星導君って頭結構ピンクだったりするのかな、と清楚系美人の発言に苦笑。隣の小柳君は今にも抜刀しそうなぐらいに睨みつけており、殺気がダダ漏れである。
命の危機を察した星導君はすぐ身を翻し、疑問符を浮かべる叢雲君とそんな彼の耳を塞いでいた伊波君がぺこりと頭を下げて帰路を辿った。
「私、いつもこの時間一人で帰ってるし小柳君も…」
「送ります。…行きましょう」
問答無用と言わんばかりに私の帰宅路を進んでいく小柳君。
…ほぼ初対面の年下男子高校生と帰り道を辿る気まずさ。
先程までは部活後輩の伊波君がいたり、初対面を感じさせない不思議な距離感を初対面で持たせてくれる叢雲君やミステリアスな雰囲気と遠過ぎず近過ぎない絶妙な距離感を持たせてくれた星導君が場を賑やかしてくれていたお陰で感じなかったが…やっぱりほぼ初対面年下男子高校生とのタイマンで帰るのはちょっと気まずさを感じていた。
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咲菜(プロフ) - 本当に好みにドンピシャにハマってくる作品です。私の嫌いな言葉はうらつくの続くです。更新を楽しみに待ってます (1月25日 2時) (
レス) @page25 id: 8ab6e65bff (このIDを非表示/違反報告)
桃太郎(プロフ) - 色々な小説読んできたんですけど、今一番ハマりました。面白いのをありがとうございます!コメントしたくて初めてログインしました笑。無理はしなくていいので、これからも続いてほしいです。 (12月23日 10時) (
レス) id: 53409e39ae (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 最近あんまり漁れてなくて新しい好みの小説が無かったんですがこれはどタイプです!!!!😭マジで手が止まりませんでした、次の投稿も楽しみにしてます!!いつもお疲れ様です、!! (11月24日 6時) (
レス) @page3 id: 662675bfe3 (このIDを非表示/違反報告)
紅刃(プロフ) - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (11月23日 0時) (
レス) @page3 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こりん
| 作成日時:2025年11月23日 0時


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