５３ ページ5
・
「もうだいぶ酒場から離れた
とりあえずすぐには追っちゃ来ねェだろ
しかしいったん退いたはいいが、この檻はやっかいだな…！！」
「そうなんだ
これが開かねェとあいつが来ても何もできねェよ！！」
「もうダメだ
血が足りねェこれ以上歩けん…！！」
傷口から血を流しながら息を荒くしてまで檻を引くゾロ。ルフィはその檻の中で柵を噛んでなんとしてでも外へ出ようとしているようだ。
Aは後ろを気にしながらも2人へついて行く。
すると、やはり重症のゾロは力無くして倒れ込んでしまった。
『！ゾロ、大丈夫…？』
「…なんてことねェが少し休みたい」
倒れたゾロへとすぐに駆け寄りしゃがみ込むA。その慌てっぷりにゾロは思わず吹き出しそうになる。
一方ルフィはAにたくさん心配されるゾロにむ、と不貞腐れたような視線を向けた。いやこいつめんどくせー
『よいしょ』
「おいA！！何してんだ」
『選手交代ここからはわたしが運ぶ』
「危ねェからそっとしておけ……っげ！！」
檻の柵をぐっと漢らしく掴んだA。一応乙女であるが。ルフィは再びの浮遊感に慌ててゾロと共にAを止めようとするがAの猪突猛進っぷりもフーシャ村住民のお墨付きだ。
力ずくで止めようと少し立ち上がろうとしたゾロが顔を上げるとどーんと1匹の犬が座っていた。思わずびく！！と反応する。
「…何だこの犬は……！！」
「犬？あ 犬だ」
『え全く動かないけど大丈夫？』
「これ何だ犬か？本当に
おいゾロ、こいつAの言う通り全然動かねェよ」
「知るか…そんなもん犬の勝手だ
とにかく今はお前がその檻から出る事を考えろ」
犬から離れるにして上半身だけ起こし、近くの柱に寄りかかるように移動するゾロ。
ルフィが犬を観察するが、しーんとしていて動き出す気配は無い。しかし何はともあれAの突飛した行動は止まった。占めた
「死んでんのかな」
「！」
『わ、ルフィが噛まれた』
「痛え！！
何すんだ犬っ！！」
「ワンワン」
「てめェ今の事態わかってんのか！！？」
面白いと思ったルフィが見つめていた犬に目潰しを仕掛ける。するとガブッ！と思いっきり顔を噛まれた。Aは思わず顔をしかめる。暴れだしたひとりと一匹にツッコミをしたゾロだがその勢いで血がと噴き出した。
「犬め！！」
「くそ…血が足りねェ！！」
ついに2人は倒れ込んだ
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1838人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、文才天才です、、良かったらお時間ある時に更新お願いします！麦わらの一味とのいちゃいちゃいっぱい見せてください！完結までついていかせてください🤤 (2月26日 14時) (
レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！楽しみにしてます！！ (1月2日 9時) (レス) @page6 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
むう(プロフ) - 続き気になる~！更新待ってます！ (10月19日 18時) (レス) id: 0b84ecb32f (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 最近ONE PIECE見始めて、どハマりしてるのでちょうど良すぎて大好きです！！！気が向いたら、更新お願いします！！ずっと待ってます！ (10月8日 19時) (レス) id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
うぴ - 続き気になるぅぅっ！楽しみに待ってます！！ (9月3日 11時) (レス) @page6 id: 63b98141b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：へびとかげ | 作成日時：2022年8月27日 8時
