バイオレットフィズ【ロロノア・ゾロ】 (ページ3)

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ル「なぁなぁ、おめーうんこ出んのか？」

サ「天から舞い降りた女神に何を言っとんじゃいおいコラ！！！くそマリモも早く離れろ！！！」

ゾ「あァ！？言われなくてもな！！」

受け止めてくれた人に、私は引き剥がされる。

私の頭は、空から落ちてる時よりパニックだった。

だって、ここにいるの…普通の人達じゃない。

1人はビヨンビヨン伸びるし、

受け止めてくれた人は刀いっぱい持ってるし、

女の子二人はスタイルおかしいし、

なんかロボットと骨とタヌキが流暢に喋ってる…

鼻の長いピノキオみたいな人もいるし、眉毛おかしいし…。

「あの…」

ナ「ん？」

私が声を発すると、オレンジ色の髪の女の子が、私に気づいてくれる。

「ここ…どこですか…？皆さんは…？」

ナ「あぁ、あたし達は海賊！貴方がどこから来たのかわからないけど…ここは新世界のど真ん中。」

「か、海賊…？新世界…？」

海賊って…パイレーツ・オブ・カ〇ビアンみたいな…？

え、ここなに？

海賊ってどういうこと？

殺したり、物奪ったりする人達のことだよね…？

わからないことだらけで、聞いてもわからなくて、なんかもう、怖い。

この人たちは悪い人なの？良い人なの？

なんか眉毛の人とさっきのイケメンさんは刀と蹴りで喧嘩してるし…。

ロ「空島から降りてきた訳じゃ…ないみたいね。」

もう、呪文みたいだ。

空島ってなに？

皆が言ってること、何もわからない。

帰りたい…それだけなのに…。

私はとうとう、我慢していた涙がポロポロと零れてきてしまう。

サ「えっ！？天使ちゃん泣かないで！？どうしたんだ…？」

「ひっ……ごめんなさい…ごめんなさい…っ！」

さっきの眉毛の人が近付いてきてくれるけど、私は体がビクッと震えてしまう。

死にたくない、怖い。

帰りたい。

ロ「ちょっと待ってサンジ。きっと混乱してるんだわ。私とナミがとりあえず話を聞くから、紅茶を淹れてきて貰えるかしら？」

サ「…了解。お茶菓子も持ってくね？」

ナ「ごめんね、大丈夫だから落ち着いて？貴方に危害は加えないから…」

黒髪のお姉さんが眉毛の人を止めてくれて、さっきのオレンジ髪の女の子が、私の背中をさすってくれる。

そして、何やら船の部屋に、案内してくれた。