バイオレットフィズ【ロロノア・ゾロ】 (ページ15)

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島に着くと、そこはキラキラした繁華街。

うわぁ…

お店がいっぱいあって人が沢山いて…！

海辺の綺麗な街。

こんなの、元いた世界じゃ見られなかった…！

ル「ナミー！お小遣いくれ！」

チ「俺も俺も！」

ナ「1人500ベリーよ」

『えー！？ケチくせぇ！！』

ここの世界では、ベリーっていうんだ…

私の世界で言う円と同じ感じかな…？

500ベリーで少ないって言ってるし大体同じか…。

ナ「あんた達は無駄遣いするからだーめ。今日はAちゃんの服とか日用品がメインなの！それ以外はなし！」

なんか…それはそれで少し申し訳ないな…。

だってお金は返せないし、いつ居なくなるのかもわからない。

サ「あ、俺市場の方行っていい？」

ナ「あぁ、いいわよ。はい1万ベリー。」

ル「あー！！ずりぃぞサンジ！！」

サ「お前の食糧調達に行くんだよ俺は！」

見事、サンジさんの蹴りとナミさんのゲンコツがヒット。

ル「ず、ずみまぜん……」

ナ「さ、Aちゃん行きましょ。あと…ゾロ！着いてきて！」

ナミさんは、いつも通り昼寝しているゾロさんを叩いて起こす。

ゾ「はぁ！？なんで俺なんだよ、コック連れてきゃいいだろいつもみてぇに！」

あ、いつもはサンジさんがついていってるんだ…。

ゾロさんは見るからに嫌な反応をして、断固拒否って感じ。

出掛けるの、嫌なのかな？

寝てたいとか？

ナ「だってサンジくん市場行くんだもん」

ゾ「じゃあウソップでいいだろ！」

ナ「ダメよ！ウソップじゃ力ないもん！」

ウ「え？俺ディスられた？」

ウソップさん、ご愁傷様…。

今ナチュラルにディスられてたよね…私でもわかった。

ナ「ほら！あたしとAちゃんの可愛い顔に免じて！」

ナミさんは、私の肩をグイッと引き寄せてゾロさんに見せる。

い、いやいやいや…！

ナミさんと並べられたら天と地の差だよ…！！

でもまぁ…ゾロさんのことだから大した反応示さないんだろうな…

ゾロ「Aはともかくお前は違ぇだろ！」

ナ「え？」

「…え？」

ゾロさんは、ナミさんを指さしながら、

当たり前とでも言うように、さっきと変わらぬ顔で、予想外の反応をした。

え、私はともかく？

それって、

可愛い

って、ことだと思って…いいの？