この広い世界を、君と【ONE PIECE】#3

episode 128 ページ38

それから私は、毎日毎日…エースのそばを離れなかった。


起きて、って願うばかりで何も出来ないけど…。



ハ「A〜ご飯だよ」

「あ、ありがとうハルタ」

ハ「今日もここにいるの？少し…散歩してきたら？その間僕がここに居るしさ」



皆が口を揃えて心配してくれるけど、私がそばを離れたくないんだ。

だって、私がいない時に目を覚ましたら…嫌だもん。


起きてすぐに、貴方と話したいことがありすぎる。



「ありがとう、でも…まだ今日はここにいる。」



わかってる。

私の体調も万全じゃないのにここにいること、心配してくれるのは。


でも今日こそは、今日こそは…って、思ってたいの。

諦めたくないの。


今だって目を覚ますかもしれないのに…離れたくない。




ハ「…無理しちゃダメだよ？」

「うん、ありがとう。」



エースにしてもらったことに比べたら、こんなのへでもない。

そばにいることしかできないのなら、それくらいしたいの。


エースは、もう自分がいなくても大丈夫だなんて言ってたけど…


私はまだ…貴方がいないとダメだよ。


だって、エースが寝たまま起きないだけで、こんなにも…弱くなっちゃうのに。



「…エース…大好きだよ」



貴方が誰よりも好き。

もう、笑ってくれていたらそれでいいの。


だから…



エ「…ん…」

「…え…？あ、マ…マルコさん…っ！！！エースが！！！！！」



それは、私が起きてから2週間。


戦争が終わってから3週間の出来事だった。

episode 129→←episode 127

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す