World of dark Ⅳ (ページ7)

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違う。ページ7

ここから先暴力的表現あり。

sk side

「阿部ちゃーん？ついたぁ…よ？」
ab『そこで合ってるよ。今日も中にいる人殺るだけだから、前と同じ。時間もたっぷりあるから好きにやって』
「おっけぇーい。…うー、ひっさしぶりぃ…」

今日はもうめっっっちゃ久しぶりのお仕事。
もう、わっくわくだよ！
敵さんも多くないみたいだから、いっぱい遊ばなきゃ。

「こんばんはー！」
「っ、誰だ！」

んー、お決まりの、だねぇ。
5人くらいの武装した男の人が持っているマシンガンを一斉に俺に向けた。

「どーも。ご依頼受けて、殺害に参りました！…名前、言ったほうがいい？…うわぁ！」

張り切って挨拶したのに、撃ってくるとか、酷いじゃんね？
慌てて走って避けるけど、あっちはマシンガンだから止まることがない。
し、速い。
もー、こっちはナイフだけなんだぞ？
怒っちゃったから！

「っ、何だ…何処に行った！」

…ちょっと姿を消せばみんな撃つのをやめてキョロキョロと周りを見回し始めた。
馬鹿だなぁ。
悪い奴って、ほんと馬鹿。
だから、俺が殺してあげる。

姿を消したまま近づいて手と、それから足とを使ってマシンガンを叩き落とす。
力の入っていない手からそれを落とすほど簡単なことはないってくらいにすぐ手から離れて、ガシャガシャと音がした。
すぐさまそれを蹴ってみんなから離れた場所にやって、それから俺も離れてそのマシンガンを手に取る。
それから、姿を現した。

「うわああああっ…ひっ…」
「い、いやだ…殺さないでくれ…」

まずは突然現れた俺に叫んで、それからマシンガンを構えるとみっともなく尻餅をついた。
あーあ、醜い。
やっぱり、こいつら馬鹿だ。
こういう奴等にはちゃんと自分が殺されるんだって自覚させないとね。
だってそのほうが怖がってくれるでしょ…?
抵抗のできない得体の知れないもの、ってのに殺されるのもなかなかだけど、見えてる、自分よりも小さな男に抵抗させてもらえずにゆっくり死んでいくほうが、やっぱりいいよね。

全部で5挺ある内、片手に1挺ずつで2挺を持って、1人の男に向けてそれを放つ。
少し開かれた足の間に撃ち始め、少しずつ外にずらせば、膝から下がキレイになくなって、そのまま男は床を舐めた。
更に片腕をゆっくりと落とせば息が荒くなって開いた口に自身の血が入っていって、気持ち悪さに顔を歪める。
んふ、いい顔。
だけど、なんか足りないなぁ。
なんだろなぁ。
あ、そっか。
まだ叫ばせてなかった。