東海オンエア短編。 (ページ36)

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｜(全員) ページ36

そんなこんなしてるとてつや達が近づいてくる音がする。

もしかしてだけど、俺たち最後？

てつや
「いたーーー！」

しばゆー
｢見つかったーー！｣

てつや
｢っておいーー！
なーーんでAちゃんがいるのー！｣

しばゆー
｢上から落ちてきて。｣

何言ってんだ！とべしっとてつやから頭をはたかれる。

ほんとなんだけどなー。

てつや
｢しかも、寝てるやんかー。
2人で添い寝してたんか。｣

りょう
｢こんな所で寝れちゃうなんてすごいなー。｣

てつやは眠っているAに近づくきしゃがみ込む。

｢Aちゃーん？起きてー。｣

『んーー……しばゆー…くん？』

Aが寝ぼけて俺の隣で同じようにしゃがんでいるしばゆーに触れようとした。

慌てて、横になったままの状態の彼女をお姫様抱っこのように持ち上げる。

｢ちがう！
おーーーれ！！｣

さっきまで地上にいたのに急に持ち上げられて目の前にはてつやくんの顔がある。

しかも、ちょっとムスッとしてる。

『あれ…？てつやくんですね…。』

あれじゃないーー！！とおでこをくっつけられて髪の毛が揺れるぐらいぐりぐりとされる。

『わわ、えっと…ごめんなさい？』

｢いいよ！！｣

なんなの、この会話。とりょうが笑っている。
てつやの横からにゅっとしばゆーが出て俺はここよ、とAのほっぺをツンとする。

『あ！いた！
見つかっちゃいましたねー。』

しばゆー
｢ねーー。｣

ゆめまる
｢ちなみに、俺も。｣

『あーー！
ゆめくん見つかっちゃったんですかー。』

りょう
｢ほんとにダメだった。｣

よくよく聞いて、申し訳ないけど笑ってしまった。それからまだ見つかってない虫くんを探しに行くことになった。

『あの、これはいつ降ろしてもらえるんでしょう
か。』

今だお姫様抱っこをしたまま進むてつや。

｢Aがイチャイチャしとったから

そんなん、虫さん探すまでに決まってらあ！！｣

『えーーー‼恥ずかしいです……』

Aが恥ずかしがるも逆にてつやの大好物なので本当に虫さんが見つかるまで姫抱きされた。