東海オンエア短編。 (ページ2)

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キスがしたいのですが（てつや）ページ2

⚠今回はてつやさんの彼女です。

てつやside
俺には付き合って三ヶ月の彼女がいる。
それはそれは可愛くて清楚な感じの女の子。

メンバーからは、歴代彼女とは全然タイプが違うと
驚きの声が出たものだ。

自分でもそう思う。そして、好きになった人が結局好きという言葉がよく理解できた。

そんなニュータイプな彼女で、そんでもって今までになく好きが強い。結婚したいレベルである。

だが、それが故に大事にしたいわけで…

小柳津てつや、手を出していません！！

いや、正確には出せない。

かといってこれまで何もアプローチしてこなかった訳では無い。めちゃくちゃしてる、めちゃくちゃしてるのにはぐらかされるのだ。

それをメンバーに相談したところ、
りょうにはダサ、と言われ意気地無しとしばゆーに言われ挙句に虫さんには好きじゃないんじゃないと言われる始末。

としみつは、その気持ち分からないでもないと共感された。さすが童貞としみつだ。

周りにいいアドバイスがもらえなかったのでとにかくもう少し俺なりにアピール、頑張ってみることにした。

彼女を俺の家に呼んだ。
今日やる分の編集を急いで仕上げた。
彼女とのイチャイチャを成功させるために！！

編集を終わらせると、彼女はテレビを見ていた。

あ、ちなみに御曹司には席を外してもらった。今回が山場なんだ！と御曹司に言ったらそれ毎回聞いてるよと呆れた顔をしていた。

「Aー、やっと編集終わったぁぁ…。」

Aが座っているソファーの横になだれ込む。

『そうなの？
今日はすごく早かったですね。』

ここまでは、普段と一緒。
ここからが勝負。

「ん、うーん…Aと一緒にいれる時間増やしたいからね。」

彼女の顔をちらっと見ると照れているのか顔を俯かせ少し頬が緩んでいる。

可愛い…と思わず零れそうになる言葉。

「んんっ、Aは俺と一緒にいて楽しい？」

あえて、のぞき込んで聞いてみた。Aの照れた顔が近くなる。思わず顔が緩んでしまいそうになる。

『楽しいですよ、とっても！』

きらきらとした瞳で可愛らしい笑顔で俺の顔を見つめてそうに言った。
あまりの破壊力に打ちのめされ、俺が顔を背けてそっかー、と返した。

こういう事は躊躇なく言うんだもんなー、彼女は…可愛すぎ。

でも、今日の俺は攻め。ここで満足しない。