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君とイラレルナラ_水上颯 ページ6
※閲覧注意かもです。
知らなければ良かった。
でも『君の全てを知りたい』と言ったのは俺だ。
...いや、逆に知れて良かったのか。
だって秘密って凄く燃えるじゃん。
君...Aちゃんと俺だけの秘密って響き。凄く良くない？
「颯くん。」
そうやって君は俺の事を惑わす。
「Aちゃん。」
そして俺はまんまとハマってしまう。
分かっているんだよ。
いけない事だって。
...それでも君がいないともう俺は生きていける気がしないんだよ。
君の気持ちが俺に向けられていないって分かっていても、
俺がAちゃんの不倫相手だって分かっていても、
俺は、Aちゃんが好きなんだよ。
ただそれだけ。
そう思っていたらAちゃんは突然
「颯くん。もう今夜限りにしない？」と言い出した。
頭が真っ白になった。
いや、これでいいんだよ。本当は。
でも、もっと君といたい。
...もうこの方法しかないよね。
好き、大好きだよ。Aちゃん。
「愛してるよ。」
という俺の言葉に対して返事は無かった。
そしてどんどん冷たくなっていくAちゃん。
あ、待っててね。もうすぐそこに行くからね。
君といられるなら...ソレデイイカラ。
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作者名：つきうさぎ | 作成日時：2019年12月18日 21時
