( 02 ) ページ2
〈 A side 〉
「 A行くで〜 」
「 うん 」
いつものように、大毅とお弁当を食べに学食まで歩く。
「 …あ、小瀧と流星も呼ぼうや 」
「 え 」
「 いや? 」
「 や…全然いやちゃうけど、」
聞く耳もたず、のんちゃんと藤井くんに
声をかけに行った大毅。
重 「 なあ、おれとAと一緒に食べへん? 」
望 「 行く〜! 」
流 「 お〜行く行く 」
うわあ…藤井くん、かっこええなー…
望 「 A♡ 」
「 なにー 」
流 「 ふは、相変わらず望には塩やな 」
「 あ…いや… 」
藤井くんの笑顔を見るたびに、胸がきゅーっていうのに
その笑顔が私に向けられるなんて…耐えられない。
「 … 」
重 「 どしたんA (笑) 」
思わず大毅の影に隠れると、にやっとした大毅。
4人用のテーブルに4人で座ったんやけど
となりに大毅、前に藤井くんが座ってしまい
「 …の 飲みもの買ってくる、」
とりあえず心を落ち着かせようと席を立った、のに、
流 「 あ、おれも今日水筒わすれてん、」
同じく席を立った藤井くん。
…ふたりきりなんて!そんなん無理に決まってるやんっ
「 だ、大毅も行こうよ 」
重 「 え、なんで? (笑) 」
望 「 おれひとりぼっちいやや! 」
重 「 …そういうことなんで (笑) 」
大毅きっと知ってんねん。藤井くんに対する私の気持ち。
むかつく。…まだすきなんか分かれへんけどさ。
流 「 Aちゃんて、人見知りなん? 」
仕方なくふたりで自販機のところまで歩く。
なんだかはずかしくて、下を向いていると、
藤井くんに話しかけられた。
「 あー…うん、そうかも、」
流 「 ふふ、おれもやねん。」
「 え、見えへんよ 」
流 「 緊張せん人とはしゃべれるねん 」
「 …それが人見知りやん、」
流 「 あは、そっか 」
くしゃっとした笑顔を私に向ける。
…かっこよすぎて、直視できひん。
.
1020人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴょん(プロフ) - え、もう、キュンキュン半端ないです。いきなり失礼しました笑 はじめまして!…読者です笑 読んでたらほんまに死んでまうんちゃうかなってぐらいですね笑(語彙力なくてすいません汗) これからも作者様のペースで更新頑張って下さい!応援してます♪ 長文失礼しました。 (2018年4月22日 9時) (レス) id: 8bd8888ba5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りらの x他2人 | 作成日時:2018年3月11日 17時